野沢温泉村は、村内2保育園の統合を計画しており、今年度から常設機関の保育園運営審議会(会長・笹岡洋一村議会議員)で事業化に向けた検討を始めた。
統合の対象は、豊郷新田にある「ひばり保育園」(定員150人)と虫生にある「こばと保育園」(同30人)で、ひばり保育園は現在園児数が110人と大きく定員割れしている。今後も少子化傾向の加速が予想されることから、2園を統合し、運営の効率化を図りたい意向。統合する場合、こばと保育園を閉園し、ひばり保育園で全村をカバー。遠隔地の園児にはスクールバスの運行で対応する。
審議会の協議では、事業化について賛否が分かれているものの、将来的な統合は止むを得ない見通し。村では早期の統合を望んでいるが、財源の確保や近隣市村との合併問題といった課題もあり、今後の審議会では事業化の時期が焦点となる。次回の審議会は今月20日に開催予定。
なお、来年度当初での関連予算の計上はないもよう。