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国土交通省高崎河川国道事務所

前渋BPが起工/5年後の供用目指す/200人が安全祈願

2004/04/20 群馬建設新聞

 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所(村山一弥所長)は17日、一般国道17号前橋渋川バイパスの事業着手による起工式を前橋市関根町の県総合スポーツセンター隣接地において挙行した。式典には、佐田玄一郎衆議院議員、小渕優子衆議院議員、中曽根弘文参議院議員、上野公成参議院議員のほか、大林県議会議員、後藤出納長、川西県土整備担当理事、関係市町村長や地権者、工事関係者ら約200人が出席、地元保育園児らとともに鍬入れを行い、工事の安全を祈願した。渡辺局長は「前橋渋川間の交通混雑解消を目指し、主要都市を貫く路線として事業推進に努めていきたい」と式辞を述べた。

 同バイパスは、利根川を渡河する交通容量の不足や一般国道17号坂東橋の混雑の早期解消を目的とし、前橋市田口町の上武道路終了地点から渋川市半田地内までの延長5・7kmのバイパス及び現道拡幅事業(バイパス部4130m、現道拡幅部1570m)。平成8年度から事業着手し、平成11年4月に都市計画決定、平成13年度より用地買収を開始している。ルートの設計は国際航業(東京都)が手がけた。同バイパス工事としては、15年度末に渋川市半田地内の半田改良その1(佐田建設)、吉岡町漆原地内の漆原改良その1(池下工業)及びその2工事(金子建設)がそれぞれ初弾工事として発注となっている。同バイパスの用地買収進捗率は約70%。16年度は橋梁工事などを発注するとともに、用地買収を促進、5か年でバイパス区間の供用開始を目指す。

 渡辺局長の式辞の後、参列した来賓らがそれぞれ、「工事が無事故無災害で進められ、早期完成が図られるように」と祝辞が寄せられ、地元保育園児らとともに、盛砂へと鍬入れを行った。



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