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山梨県峡東農務事務所

県峡東農務 日下部地区の畑総事業継続を要望

2014/01/21 山梨建設新聞

日下部地区(山梨市七日市場・下井尻地内)の畑地帯総合整備について県峡東農務事務所農業基盤第二課は、新年度も継続して工事が発注できるよう、予算を要望している。予算が確保できれば農閑期となる10月以降に順次発注していく。

 新年度に工事を進めるのは▽1-3工区(その2)圃場整備▽農道3-1号道路新設▽用排水路8号改修▽用排水路1-1号・2号・3号改修(工区分けの可能性有り)-など。

 主な工事内容は圃場整備が3hの畑地造成、道路新設はL170m、W4mをアスファルト舗装する。また用排水路8号はL260m、1-1号がL280m、2号がL160m、3号がL130mを改修し、コンクリート二次製品や現場打ちを併用しながら整備を行う。

 新年度に工事を進めるため事務所では本年度に測量設計用地調査を発注した。用排水路8号を秀建コンサルタント(中央市)、農道3-1号と用排水路1-1号・2号・3号を富士エンジニアリング(甲府市)へ委託。一方、農道5号測量基本設計は峡東測量設計へ委託しているが、同号は新年度に実施設計を行い、2015年度に工事を実施する予定。

 日下部地区の畑地帯総合整備は、2012年度から事業を実施している。事業計画によると、17年度までに圃場3か所A42・5h、農道6路線L3299m、用排水路10路線L4852mなどの工事を進める。地区の総事業費は概算で17億8000万円にのぼる。

 日下部地区がある山梨市南東エリアは、県内でも有数な果樹産地。だが、十分な基盤整備がされず営農効率も悪く、また後継者不足も深刻化する。工事を進めることにより、立地条件を活かした観光型農業を推進していく。

 本年度に発注した日下部地区の工事は次のとおり(カッコ内は施工業者・落札金額)。

 ◇用排水路1号ゲート製作据付工事(飯田鉄工、1300万円) ◇1-3工区ほ場整備工事(山梨技建、5800万円)

 ◇農道1号・用排水路1-2号工事(飯島工事、4630万円)

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