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大石排水区雨水貯留管下水道工事の公告派再来週の予定

2015/10/03 新潟建設新聞

 新潟市は東区内に建設する大石排水区雨水貯留管下水道工事を再来週にもWTO対象の一般競争入札で公告する予定だ。4社JVでの参加とし、WTO対象案件のため地域要件は設定できないが、地元業者の活用の観点から代表以外の構成員には市内での施工実績を求める方針。総合評価方式は採用せず価格競争により受注者を決定する。ダンピング防止のため低入札価格調査制度を導入し、失格基準価格も設定する。

 大石排水区雨水貯留管は東区新石山3丁目~東中島地内に整備し、シールド工法によりφ3250㎜、L2012m、立坑築造工2カ所、特殊マンホール工を施工する、工期は約39カ月を見込む。

 設計はパシフィックコンサルタンツが担当。

 当初予算では債務負担行為として2016~20年度まで50億円が設定されている。

 主な参加要件として代表構成員はシールド工法でφ2300㎜以上の実績を求め、出資比率第2、3位の企業には、市内での推進工の施工実績がある企業とし、第2、3位ごとに管径を設定する。第2位の企業はφ1300㎜前後、第3位はφ800㎜前後が予想される。同4位の企業には要件を設定しない方針。

 再来週に公告されれば、開札は12月となる見通し。価格競争のため応札者全員が有効価格の札を入れば、すぐに落札者が決まるが、低入札価格調査に入った場合には時間が掛かることが想定される。

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