記事

事業者
埼玉県県土整備部

県管理で高度処理/川越市の滝の下処理場

2005/02/04 埼玉建設新聞

 県土整備部は1日「第4回滝ノ下終末処理場移管検討委員会」を埼玉教育会館で開催し、17年度に県へ移管、18年4月から運転開始することを正式に川越市と合意した。しかし、高度処理施設の着手時期など細部は決定にいたらず今後調整を進める。

 滝ノ下終末処理場は川越市大仙波地内に既存し、川越市が単独処理している。しかし東京湾の水質対策として窒素やリンなどの数値が設定され、その数値をクリアすべく流域下水道とし県が管理し高度処理設備を整備するということ。そのため荒川右岸流域下水道の区域内に入る。

 1月28日には県施設として正式に都市計画決定の告示を行った。高度処理設備を導入する時期は、現在の新河岸処理センター内で1期分の池の工事を行っており、2期工事も今後始めることからまだ先のこととしていることから、未定のところ。

 県では東京湾の水質改善のため県内7流域を高度処理することになっている。一部中川流域では開始し、荒川左岸南部では池の築造工事に取り掛かっている。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら