春日部市は、大落古利根川に橋長一〇七mの長大橋架設工事を十三年度から着手する。
既存する藤塚橋の慢性的な渋滞解消などを目的に整備するもので、十二年度は新設橋のルートとなる都市計画道路川久保藤塚線の築造工事に入る。
新設橋の規模は橋長一〇七m、幅員一六mの鈑桁橋。下部は橋台、橋脚ともに二基の三スパン。
詳細設計は東京エンジニヤリング(江東区)がまとめている。
工事は十三年度に下部工を発注、十四年度に上部工事を仕上げ、十五年度の完成を目指す。
一方、都計道川久保藤塚線は、国道四号から県道春日部松伏線までの延長七四七mを街路事業で整備。平均幅員は一六m。用地買収は今年度中に終了するメドがついた。
補助採択を受けているものの、交付金が満額付くのは厳しい状況のようで、同線の事業進捗により、橋梁の整備時期にも影響しそうだ。
春日部松伏線から先の同線は、藤塚第三土地区画整理事業で整備する。
さらに、橋梁上部工と並行して谷原樋篭線に着手する方針。同線は国道四号交差部から緑町四丁目地内で接続する都市計画道路樋堀八丁目線まで。