太田市道路河川課は、地方特定道路整備事業で太田西部幹線の進捗を図っており今年度、引き続き用地買収を進めていくほか、路線改良工や側溝工に着手する予定。17年度の当初予算には約2億円を事業費として計上している。
同線は、太田大間々線バイパスを起点とし、前橋館林線と交差して東毛幹線に至る延長6・15km(幅員27m)の4車線道路で両側に歩道と側溝を備える環状道路。北関東自動車道をはじめ新田東部工業団地や沖野上田島工業団地、新田商業団地等へアクセスしており、市北西部から旧新田町と旧尾島町方面に連絡する広域道路。16年度は物件補償1件のほか、敷地面積5000㎡前後の用地買収を行った。
今回事業化されているのが、既に整備を終えている東部工業団地内の1・1km区間を除く、同団地北側からの2・43kmとなっている。また、事業化が済んでいる区間内には、1級河川高寺川を跨ぐボックスカルバート(延長5・0m、幅員27・0m、深さ2・0m)を設置する方針で、工事については18年度となりそうだ。
これまでに詳細設計を都市設計(太田営業所=同市飯田1150電話0276-46-5665)、用地測量を川島測量(同市西本67-1電話0276-31-4747)、補償積算業務を高崎測量(高崎市日高町580電話027-361-2271)がそれぞれ担当した。