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道路穴埋めで補修作業/建設業ならでは/県北建設業協組ボランティア

2022/01/06 日刊建設タイムズ

 県北建設業協同組合(逆井喜市理事長)による第8回目の「道路巡回及び道路穴開き個所補修ボランティア活動」が12月17日、旧関宿地域内(現・野田市)で行われ、組合員9社から22人が参加した。午前7時40分から関宿中央公民館駐車場で行った開会式には、鈴木有・野田市長が激励に訪れた。

 

野田市長が激励/末永く社会貢献

 

 「自分たちに出来る社会貢献活動は何か」と考えた同組合では、野田市道路管理課と協議を進めた結果、「市民からの苦情も多く、市でも人手が足りずに困っている」として、道路の穴埋め補修に決定した経緯がある。今後も、建設業ならではのボランティアとして継続していく方針でいる。

 当日は、荒天により風雨が激しかったことなどから早めに切り上げ、天候が回復した後日、改めて重点的に作業を実施。年末の車の往来の激しい中での補修作業時には、組合員各人に対し、交通事故等への注意喚起を徹底させた。

 同組合は旧関宿町地域の9社で構成し、野田市とは風水害等における災害協定を締結。毎年、積雪や台風・豪雨による冠水時などの出動・待機をはじめ、震災の日の防災訓練等に参加している。

 今回の道路補修ボランティア活動では、地域内を9ブロックに分け、各社2~3人体制で担当ブロック内の支線(市道)の巡回をしながら、道路の穴開きを調査。

 現場で「補修が必要」と判断した個所は後日、全天候型の舗装補修材(高耐久性常温合材)を敷いてスコップで均し、プレートで固めた。

 この作業を繰り返し、数十か所の道路の点々穴埋め補修を実施。使用する舗装補修材は例年、約800㎏(20㎏×40袋)にのぼる。

 

【道路巡回及び道路穴埋め補修ボランティア活動参加組合員】

 

 ▽葵総業㈱▽㈲荒井建設▽上原建設工業㈱▽㈱大島設備工業▽㈲小平組▽㈲斉藤設備▽田村興業㈱▽㈱谷中組▽㈱山孝建設

荒天の中を鈴木・野田市長(前列右から6人目)が激励に(12月17日、関宿中央公民館で) 記事資料 記事資料

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