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群馬県富岡市

富岡市は宮崎浄水場の更新工事設計を22年度に計画

2022/01/08 群馬建設新聞

富岡市は宮崎浄水場(宮崎241)で計画している設備等の更新について、2022年度に追加で設計業務の委託を計画している。今回の設計は自家発電施設などが対象。19~20年度の2カ年で利根設計事務所(前橋市)が手掛けた改修計画調査設計の業務範囲外で行う。注目の工事着手時期については23年度となる見通し。

更新は、浄水方法の変換が中心で、既存の凝集沈殿・急速ろ禍方式から、高度浄水処理を見据えて、粉末活性炭処理とする。詳細な工事内容は検討中。

宮崎浄水場は1971~72年の2カ年で建設。1日当たりの最大処理能力は1系が1万8000立方m、2系は1万9972立方m。合計で3万8000立方mの処理ができる。

1万6915㎡の敷地には◇浦町配水池=RC造、有効容量6000立方m◇西部配水池=PC造、有効容量5000立方m◇2系浄水池=RC造、容量1000立方m◇排水池(2池)=RC造、1池当たり容量403立方m◇濃縮槽=RC造、容量300立方m◇1系傾斜板沈殿池(3池)=RC造、1池当たり容量835立方m-などが整備されている。

同浄水場は市の基幹浄水場として位置付けられている。基本計画および基本設計業務は2008年度に都市開発設計(前橋市)が実施した。

RC造地下1階地上2階建ての管理棟は、09年に赤石一級建築士事務所(富岡市)が耐震診断を実施した結果、耐震性を有していると診断されたため工事は実施しない。RC造で有効容量4000立方mの1系配水池は05~06年の2カ年で改修工事を実施。1期工事を湯川工務店(富岡市)、2期工事は岩井建設(富岡市)が施工した。なお、もう一つの耐震化対象外施設となっている天日乾燥床は4床あり、1床あたり112㎡。

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