記事

事業者
栃木県足利市

足利市保育所後期計画案、継続3施設を大規模改修、羽刈は民営新設、板倉を複合化

2022/01/14 日本工業経済新聞(栃木版)

 足利市は、2023~30年度を計画期間とする保育所等整備後期計画(原案)をまとめた。保育所10施設と子育て支援(児童館を含む)3施設を対象に、山川(RC造2階建て延べ961平方m)、梁田(RC造2階建て延べ750平方m)、にし(木造平屋建て延べ930平方m)の3保育所は市公共施設再編計画に示した時期を目安に大規模改修を実施する。

 これら3施設は新耐震基準を満たしており、保育水準を維持し向上させるために拠点となる保育所として運営を継続する。今後は、在宅の保護者が相談できる人や場所を提供するなど、子育て全体を支える機能を充実させていくとした。

 羽刈保育所(RC造2階建て延べ590平方m)が27年度に民営化による新設。きた保育所(CB造平屋建て延べ498平方m)は閉所後、30年度民営化による北部地区子育て支援機能を備えた拠点的な保育施設として整備を目指す。みなみ保育所(RC造平屋建て延べ850平方m)は30年度こども館へ転用を図る。

 子育て支援では、八幡こども館(木造平屋建て延べ243平方m)が29年度に閉所し別の施設に機能を移転。にしこども館(木造平屋建て延べ284平方m)は、ほかの公共施設の再編計画を踏まえ再編を進める。板倉ふれあい児童館(RC造2階建て延べ638平方m)は25年度に用途の異なる施設に統合する。

 対象保育所のうち築年数が40年以上は大町、羽刈、きた、三重、大前、わたらせ。子育て支援は、八幡こども館と板倉ふれあい児童館。これら老朽化が進む施設は、統廃合を含め今後の方向性を示したほか、保育ニーズが見込める地域では民間の力を活用し民営化を進める。

 市は前期計画を12~14年度の3カ年で実施。松田をにし保育所、久野は梁田保育所に統合したほか、福居保育所の民営化を行い11施設に再編した。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら