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群馬県道路管理課

県道路管理課佐々木課長インタビュー 「全力投球で楽しく」

2022/05/14 群馬建設新聞

「道路管理の重要性は前職の安中土木事務所で2年間身をもって感じた」と話すと、今回の就任は「重責に身が引き締まる思い」だと心境を明かした。一方で「やりがいも大きい」とも。「チームワークを大切にし、全力投球で楽しく仕事をしたい」と抱負を述べた。

「安全・快適な道路環境を守ることにより、県民生活を縁の下から支えること」を道路管理課の使命とし、それを果たすためには「道路の適切な維持管理に努めながら、防災対策、長寿命化対策、交通安全対策などの幅広い施策にバランスよく、かつスピーディに取り組む必要がある」と考えを語った。

使命を果たすために、本年度も災害レジリエンス№1の実現に向けた道路法面対策や無電柱化を推進すると言う。特に、第1次緊急輸送道路の法面対策については「本年度中に全ての要対策箇所の対策完了を目指す」と意気込む。

また、歩行者や自転車の交通事故に関する状況を改善するため、自転車活用推進啓発チーム「GMET」による街頭啓発活動、自転車通行空間整備や歩道整備を行うなど、ソフト、ハードの両面から各種施策を積極的に展開する。

思い出深い事業について尋ねると、入庁から4年間携わった四万川ダムの建設を挙げた。「私にとっての原点。仕事に対する基本的な姿勢を学んだ」と当時を振り返る。また、あきらめないこと、力を合わせることの大切さを学んだ、前任の安中土木で力を注いだ西毛広域幹線道路安中工区の開通も宝物の一つと話す。

若手職員には「楽しく仕事をして欲しい」と一言。「常に前向きな姿勢で仕事に向き合うことが大切」とアドバイスした。また、「本質的に考えること」「目的意識を持つこと」「現場を視ること」を大事にして欲しいと促した。

建設業界は「頼りになるパートナー」と位置付け。「これからも手を携えて、社会資本の整備と管理を通じて県民生活を支えていきたい」と語った。

休日は、ドライブや食事、買い物に奥様と一緒に出掛けることが多いとか。また、年数回の家族旅行も楽しみの一つ。最近では、青森県の白神山地への旅行が印象深いと笑顔で話した。

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