記事

事業者
群馬県都市計画課

剣持康彦都市計画課長インタビュー

2022/05/18 群馬建設新聞

県都市計画課への就任は今回で3回目。これまでには、県庁舎建て替え時の県庁前広場プロジェクトやGメッセ群馬の立ち上げ、ぐんままちづくりビジョンの策定など、新たなことを始める場面に多く携わった。県庁前広場プロジェクトでは「県民の人と一緒につくりあげる楽しさと難しさを教わった」とか。その中で「まちづくりの面白さや自分が得意とする分野に気が付くきっかけになった」と当時を振り返る。

2度携わった県土整備プラン策定に対しては「県土整備部全体が見渡せたため、改めて強み弱みが見えた」と、大きな経験となり財産となったと語る。

都市計画課については「大所帯で所管分野も広く、新たに敷島プロジェクトを推進するための組織が設置されるなど、大変重責だと感じている」と思いを口にした。また、「部では一番若い新任課長。初心に立ち返り職員と一緒に着実に仕事を進めたい」と、部の目標である「チームワーク」を意識した運営を目指す。

土地利用や官民連携のまちづくりなどのソフト系から、敷島プロジェクトや公園、街路などのハード系まで幅広く所管している課であることを踏まえ「まちづくりの主体は市町村の皆さん」と語る。市町村の仕事をサポートしたり、まちづくりに対する思いや課題解決が実現できるように支援するのも重要な仕事と位置付ける。

本年度の最重点課題は敷島プロジェクトだとし「一番直近のコアとなるのは、新水泳場の整備。それを着実に軌道に乗せるのが一つの目標」だと話す。

若手職員には「色々な経験から引き出しを増やし、特性を見極め、自分が勝てる場所、プロフェッショナルになれる分野を探して欲しい」とアドバイス。「やりたいことに拘りすぎないで、色々なことを引き受けてみることが、自分がやりたいことに巡り会う近道かもしれない」と促した。

建設業界に対しては「県政を進める上での重要なパートナー」と話す。新規事業の洗い出しなどを行い、予算の安定確保に向けてしっかりと取り組みたいと述べた。

プライベートでは、夏は北アルプスにテントを担いで縦走しているとか。冬には数十年ぶりにスキーを再開し「昔と滑り方が変わっていて大変」と照れ笑いを見せた。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら