県は、JRさいたま新都心駅(さいたま市大宮区吉敷町4丁目)前とつながる「けやきひろば」を大規模改修する検討に入る。エレベーター、エスカレーター、トイレなどテナント部以外の設備関係が対象。6月に基本設計の委託先を決める一般競争入札を公告する。2023年度以降の実施設計、工事発注・施工という流れになる。
けやきひろばは、地平部と人工地盤のデッキ面で構成した駅直近、さいたまスーパーアリーナ前のにぎわい空間。飲食店などのテナントも並ぶ。建築面積は1万546・9㎡、延べ床面積が2万6608・61㎡。
基本設計でエレベーター5基、エスカレーター6基(上下各1基×3カ所)の改修の必要性を検討、方向性をまとめる。トイレ改修はデッキ面の1カ所と、地上・地下階の各3カ所について具体化に取り組む。テナント関係の設備は設計の対象外。
県はさいたま新都心地区の中核施設、さいたまスーパーアリーナの計画的な修繕と並行し、けやきひろばのメンテナンスにも力を入れている。同地区のブランド力向上などを狙う。