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群馬県前橋土木事務所

大塚前橋土木事務所インタビュー

2022/05/21 群馬建設新聞

前橋地域への印象について「平野部にある前橋市の市街地に目が行きやすいが、利根川をはじめ多くの河川が流れており、また、赤城山南麓のような急峻な地形も含まれる。いろいろな表情を持つ地域である」と話す。さまざまな特性を持つ地域であるがゆえに、社会基盤整備に対する要望も多様。自然災害への備えや、安全な道路環境の整備などの課題に対して「着実に課題解決に向けて、前進できるよう努める」との意気込みだ。また「県都前橋と言われるだけあり、県の中心を担っている」として「気が引き締まる思いがする」と語った。

「建設産業の皆さまは地域の安全・安心を守る重要な役割を担っていただいている頼りになるパートナー。引き続き、さまざまな課題解決に向けてタッグを組んで取り組んでいきたい」という。

前橋土木事務所への赴任は2回目。前回、都市施設係長として携わった、敷島公園の野球場改修を思い返す。県民にとって、敷島公園のスポーツ施設は特別な存在だ。特に学生にとっては野球やサッカー、などの県大会で、決勝戦の舞台となっている。プロスポーツのフィールドにもなることから、「施設の維持管理を徹底し、スポーツを通じた地域振興に貢献したい」とした。

このほかの印象に残っていることを尋ねると「八ッ場ダム」をあげた。建設地である長野原町への派遣経験もある。県職員としては先駆け的な存在だった。その後、県八ッ場ダム水源地域対策事務所や特定ダム対策課での経験もあり、八ッ場ダムは自身のキャリアを語る上で、欠かせない存在であるとした。

私生活では趣味は釣りやオフロードバイクなど、もっぱらアウトドア派だ。5月の大型連休は自宅の外壁塗装など補修作業に汗を流した。連休中の目標として掲げた塗装面積に対して「3分の2までしか仕上げられなかった」と振り返る。こうした作業について「職人の方なら半日で仕上げるだろう。職人の方は、傍目には簡単そうに作業をこなしているが、言うは易く行うが難し。確かな技術力があってこそ、無駄がなく作業をこなし、美しい仕上がりとなる」と改めて実感したという。

一方で、模型制作などインドアな趣味も有する。最近は『宇宙戦艦ヤマト』を組み立てている。「ディテールが凝っているので完成が楽しみ」と教えてくれた。

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