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鈴木会長を再任/本年度通常総会開く/県土木施工管理技士会

2022/06/25 新潟建設新聞

 新潟県土木施工管理技士会(鈴木秀城会長)は21日、本年度の通常総会を新潟市内のANAクラウンプラザホテル新潟で開き、任期満了に伴う役員改選では鈴木会長を再任した。。

 総会の冒頭に鈴木会長は「私たち土木技術者を取り巻く環境はこの2年間で大きく変わってきた。コロナ感染症の影響で、非接触型の働き方が求められる中、ICT技術の進展に伴い、これまで進められてきた生産性向上に向けたi-Constructionをさらに進展する形で、建設分野へのDXへの対応が求められている。そのための技術の習得がこれからの重要課題で、技士会としても人材育成など積極的に取り組んでいきたい」との考えを示した。続けて「総合評価落札方式による実績重視の加点により、同種工事の担当が続き、担当する工種や分野が固定傾向にある。専門性は深まるものの幅広い分野での技術者としての育成が難しくなっていると感じている。週休2日制度も含め諸課題解決に向けて、官民連携のもと技術力向上や現場環境の改善に取り組みを続けていく」との姿勢を示した。

 承認された本年度事業計画では、引き続き講習会・研修会の開催や発注者への要望・意見交換の実施などを盛り込んだ。役員改選では、鈴木会長(笠原建設)、藤田直也副会長(新潟藤田組)、猪俣茂副会長(巴山組)、大石保男副会長(大石組)を再任した。

 総会後、北陸地方整備局の池田裕二企画部長が、国土交通行政の最近の話題を講演。出席者は、関係する予算の状況やインフラ分野のDX推進について理解を深めた。

【写真=鈴木会長、本年度の事業計画を承認した】

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