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群馬県太田市

太田市は大島市営住宅で大規模改修

2022/06/28 群馬建設新聞

太田市が進める大島市営住宅(大島町312-1)の大規模改修工事で電気設備工事、機械設備工事を10月ごろに一般競争入札で公告することが分かった。議会案件となる建築工事は先行して、公告中で9月議会での承認を求める。電気設備、機械設備は議会案件とはならないとしている。

大規模改修工事は同住宅のA~F棟のうち、A棟およびB棟が22年度工事の対象で、2カ年かけて実施する。当初予算で市内公営住宅集約促進事業大島市営住宅1期として、22年度3億9345万1000円、23年度4億260万円の継続費を設定している。

太田記念病院(大島町455-1)の東側に位置しており、全てRC造5階建ての6棟構成で、敷地面積は1万2778・9㎡。A~F棟は2棟ずつ東西横並びで隣接している。1979~80年に完成し、総戸数は150戸。間取りは2DK、3LDKで、各部屋55・2㎡~70・3㎡の床面積となっている。

大島市営住宅については、単身者や小規模世帯の入居を想定した住戸構成に変更する。各戸の専有面積を変えるほか、入居者の利便性を向上させるため、エレベーターを新設する。A棟とB棟の基本・実施設計業務はフケタ設計(栃木県宇都宮市)が手掛けた。

なお、内装ほか解体工事はハツガイ(太田市)が担当し、10月14日までを工期とする。内装撤去や天井アスベスト撤去を行うほか、自転車置き場2棟、樹木などの撤去を実施する。

今後、C~F棟の工事も進める方針で、今回同様に2棟ずつでの工事が見込まれる。2023年度以降にC~D棟の設計業務を新たに委託。A棟とB棟と建物の規模などは大きく変わらないことから、AおよびB棟と同様のプロポーザルによる公募は行わない可能性が高いとしており、今後、検討に着手する。全棟の工事完了時期は設計業務により左右されるため、現段階では未定となる。

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