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群馬県高崎市

稲荷ポンプ場を更新工 基本設計に着手へ

2022/06/29 群馬建設新聞

高崎市は更新を計画している稲荷汚水中断ポンプ場(稲荷町5)について、2023年度に詳細設計業務を委託、24年度の工事発注を目指し準備を進める考えを示した。22年度については基本設計に着手。玉野総合コンサルタント(愛知県名古屋市)が担当し、23年2月28日の履行期限でまとめる。

同ポンプ場は敷地面積50㎡に整備されている。既存施設はブロック造地下1階地上1階建て、延べ床面積32・4㎡。地下にはポンプ槽や汚水・汚物水中ポンプが設置されている。

ポンプ槽の規模は幅3・6m×長さ4・5m×深さ5・9mとなっている。このほか、φ80㎜、出力3・7kWの汚水・汚物水中ポンプが3台設置されている。発電機は現在、設置していない。計画汚水量は1230立方m/日。

現在業務が進んでいる基本設計では◇維持管理基本構想の検討◇配置計画の検討◇容量計算、形式・機種、主要機器の運転操作方式・計装制御盤方式および環境整備計画の検討◇水位関係の検討◇工事施工方法、概算コスト比較、必要工期、施工の難易度および工事公害の検討◇基本設計図書の作成◇照査業務-などについて実施することとなる。

1972年度の供用開始から45年以上が経過している。老朽化により更新または長寿命化の実施時期を迎えている。耐震診断業務を行った結果で、建て替えを行うのが有益であることが判明したことから、更新を計画した。

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