さいたま市と埼玉大学は、イノベーションの創出連携に関する覚書を10日に取り交す。市内を技術革新の実証フィールドに見立て、共同研究、社会実装、人材育成などで協力を深める。
研究開発への補助金の種類として、医療・ヘルスケア、防災、環境、スポーツ産業を対象にした「産学連携枠」を設け、技術分野の共同研究を後押しする。埼玉大側は、「地域共創研究センター」を年度内に設置し、産官学によるイノベーションの拠点づくりに努める。
ものづくりの高度人材の育成では、3D-CAD&3Dプリンターの研修などに取り組む。
10日に埼玉大の坂井貴文学長が市庁舎を訪ね、清水勇人市長と覚書を交わす予定。