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(社)新潟県空調衛生工事業協会

高校生が就労体験、利用者考え慎重に施工

2022/08/06 新潟建設新聞


 新潟県空調衛生工事業協会(星野幸作会長)が2022年度のインターンシップを開催した。県立新潟工業高校建築科建築設備コースの2年生26人を、会員企業が2~5日までのうち2日間受け入れた。

 新菖工業(新発田市)は3日・4日の就労体験を実施。生徒2人を受け入れた。初日は主に配管の加工・組立およびエアコンの組立実習。二日目は、現在施工中の老人ホームや、完成した食品工場の現場見学を行った。

 配管実習を指導した工事部の渡辺文行グループリーダーは「配水管は、口に入る水が通るもの。切粉などの異物が混入しないよう、利用者を考えた慎重な施工が大切だ」と伝えた。

 参加した杉田煌樹さんと鈴木魁桜さんは、初めて使うという塩ビカッターを手にし、差し込み寸法を考えながら管を切断。丁寧に面取りを施し、角度を見ながら継手と管を接続していった。二人とも「垂直を出すところが一番難しかった」と口をそろえたが、出来栄えを誉められ笑顔を見せた。

 インターンシップは、県空調衛生工事業協会が社会貢献の一環として2005年から毎年実施している。本年度の受け入れ企業は▽昱工業▽新潟企業▽ダイダン▽千代田設備▽研冷工業▽興洋管建▽新菖工業▽大洋工業▽ナカムラ▽新潟日立▽大二工業▽丸高工業-の12社。

【写真=「垂直が難しい」と真剣な表情】

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