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県11月補正

2022/11/18 群馬建設新聞

県は17日、11月補正予算案の概要を明らかにした。2020年2月から稼働を停止している関根発電所(前橋市関根町)のリニューアルに向け、工事費に2023年度から29年度までの債務負担行為として58億円を設定。発電所の再稼働へ向けて事業を進める。一般会計予算では、ゼロ県債として単独道路維持修繕工事に23年度の債務負担行為費4億8400万円を設定する。

関根発電所は、20年2月の定期断水に合わせ、発電所の定期点検を行ったところ水車や発電機を格納する地下室に水が入り込み、設備が水没したために稼働を停止している状態となっていた。11月補正予算案で計上する工事費では、チューブラ式水車の更新工事などに充てる。今後、住民説明会などを実施し、議決後速やかに工事発注するとしている。

一般会計では、23年度までのゼロ県債に20億円を設定。内訳は◇公共治山委託=5000万円◇公共治山工事=1億5000万円◇道路維持修繕委託=4億8400万円◇道路維持修繕工事=600万円◇地域道路管理委託=8億円◇河川維持補修委託=5億1000万円――。

さらに、県営住宅維持修繕業務委託として23年度の債務負担行為として3993万円を設定。また、団地造成事業会計として中毛のG地区で測量設計委託料を23年度債務負担行為で4200万円盛る。

このほか、G7デジタル・技術大臣会合には警備費2000万円を計上。さらに、23年度の債務負担行為として◇警備対策資機材のリース=2266万円◇通信・映像関係資機材のリース=77万3000円◇交通対策関係資機材のリース=226万7000円◇交通対策資機材(交通総量抑制看板)リース=135万3000円◇交通対策資機材設置等業務委託=89万1000円――を設定している。

なお、一般会計総額は新型コロナウイルス関連事業や電気料金等の高騰に伴う県有施設等の維持管理費などの増額により一般会計に53億5300万円を追加し、8654億1900万円としている。

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