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長野県長野建設事務所

上屋工事は来週公告/2月までに外構など3件も/浅川第4排水機場

2024/01/12 長野建設新聞

 県長野建設事務所は東日本台風災害を踏まえた浅川総合内水対策として進める浅川第4排水機場の整備事業で、1月から2月にかけて上屋建築工や外構など4件の工事を順次公告する。上屋工事は来週16日、それ以外の3件は2月の公告を予定している。

 同事業は千曲川合流点の左岸に7m3/sの能力を有する排水機場を増設するもの。設計(土木構造物・機場上屋・外構設計)は建設技術研究所長野事務所(長野市)が担当。排水ポンプ設備の製作据え付け工事は酉島製作所東京支社(東京)、排水機場基礎工および下部工は北野建設(長野市)、除塵機の製作据え付け工は吉田工機関東支店(さいたま市)が受注した。

 上屋の構造・規模はS造平屋建て、延べ231.5㎡。入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)で、価格以外の評価点は15.25点。起案時点では概算により建設部建設工事請負人等選定委員会の審議案件(税込み予定価格1億6000万円以上)として手続きを行ったが、精査の結果、部選基準を下回る予定価格での発注となるもよう。

 また、外構工事は1月10日の建設部選で入札参加資格を決定。入札方式は同じく総合評価落札方式(工事成績等簡易型)。入札参加資格は土木一式1007点以上、県内本店、主任(監理)技術者に1級土木施工管理技士または同等資格者配置。発注規模は税込み予定価格1億6000万円以上5億円未満。

 工事概要は盛土工V4000m3、大型ブロック積工L66m×SL3.2~6.1m(A380㎡)、ブロック積工L88m×SL1.1~3.9m(A220㎡)。開札予定時期は2月中旬で、工期は約360日(2025年3月20日まで。債務負担行為設定済)。

 電気通信設備工事(カメラ)と監視操作制御設備工事は、いずれも一般競争入札での発注を予定している。

 なお、排水機場の完成予定は2025年3月で、整備後の浅川排水機場全体の排水能力は65m3/sとなる。

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