県峡南林務環境事務所は、市川三郷町の久保地区において復旧治山事業を今後計画している。現段階の計画では、谷止工2基を整備する予定。本年度は測量設計業務を進めている段階。工事着手の時期はまだ不透明な状態にあるが、優先順位をみながら着手時期を今後検討していく方向。
市川大門地内を流れる一級河川印川の支流に当たる渓流において、復旧治山事業を計画するもの。
近年多く発生する台風など、異常気象の影響によって渓流浸食が発生した場合、渓流内に不安定な土砂が堆積することで、土石流が発生する恐れがある。
県では災害を予防する観点から、渓流内に土砂をせき止めるための谷止工を2基整備して、下流域の保全や保安林の機能回復を図る計画。
同渓流の下流域には、人家や県道、公共施設の市川公園などが位置する。
本年度に進めている測量設計業務では、谷止工の整備場所や詳細を詰めている段階にある。
測量設計業務はモチコンが担当して進めており、成果品は本年度内に納品となる。
今後について担当課では、まだ不透明な段階にあるが、優先順位をみながら工事着手時期を検討したいとしている。