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群馬県藤岡市

藤岡市は公共下水道公共下水道整備事業実施

2025/11/15 群馬建設新聞


藤岡市は公共下水道(雨水)整備事業として、国道17号横断工事とJR高崎線軌道下横断工事を計画している。国道17号横断工事は2026年度に詳細設計業務に着手する予定を実施計画で示しており、詳細設計業務の事業費は1200万円を位置付けた。JR高崎線軌道下横断工事は雨水管渠築造などを引き続き進める計画で、実施計画において直近3カ年で10億円の事業費を算出しており、2028年度末までの完了を目指す。

国道17号横断工事は国道17号横断部を対象としており、基本設計は21年度に都市開発設計(前橋市)が担当してまとめた。本年度については同社が基本設計の修正設計も手掛けている。

整備箇所は、北藤岡駅周辺土地区画整理事業地の隣接地。これまでの計画上では延長30mで、幅3300㎜×高さ2100㎜のボックスカルバートを布設する計画。整備についておおむねの方向性は出ているが、詳細設計で施工延長、ボックスの規格、掘削深などを検討していく。工事着手時期は、土地区画整理事業やJR横断部で計画する工事の進捗を踏まえて決める。

JR高崎線軌道下横断工事については立石地内のJR高崎線線路下に敷設する雨水排水管、上水道管、汚水管敷設工事を行う内容。設計業務はJR東日本コンサルタンツ(東京都品川区)が手掛けた。

発進立坑の中心部から到達立坑の中心部までの延長は約40m。上水道管と汚水管は雨水排水管と並行して敷設する。雨水排水管からφ2400㎜のコンクリート推進管、上水道管はφ350㎜のさや管を敷設し、さや管内にはφ200㎜のダクタイル鋳鉄管(DX型)の挿入を行う。汚水管はφ250㎜のコンクリート推進管を敷設する。

工法は泥濃式推進工法で計画。線路南側に9200㎜×8800㎜の発進立坑を設置し、北側に7600㎜×8800㎜の到達立坑を設ける。立坑は発進、到達共に深さ14・5mの鋼矢板で築造。事業費は実施計画において26年度および27年度は雨水管渠築造を内容で予定し、事業費は26年度は4000万円、27年度については3億円を算出した。28年度は雨水管渠のほか、汚水管渠の築造も含み、水道管布設も行う計画。事業費は6億6000万円を想定。

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