県営繕課は、老朽化校舎等の整備事業のなかで県立韮崎工業高校の管理・普通教室棟及び屋内運動場の改築工事を計画している。これに先立ち、今年度は管理・普通教室棟を春日設計(甲府市上石田2丁目3-8、電話055-222-555)、屋内運動場をノア環境設計(甲府市朝日4-8-2、電話055-254-0088)にそれぞれ委託し設計作業を進めており、年度内に同設計をまとめ、13年度の着工を目指す方針だ。改築にあたり基準となる規模は、管理・校舎棟がRC造4階建て、延べ床面積約4、500㎡、屋内運動場はS造(1部RC)延べ床面積2、600㎡となっている。
韮崎市竜岡町若尾新田地内にある同校の校舎棟は、普通・管理教室棟、工業科目の実習棟、体育館などで構成される。このうち、普通・管理教室棟と、体育館の建物は、昭和38年~40年に建設されたもので、建築年数の経過による建物の老朽化が著しく進んでいるため、既存の建物を取り壊し、新たな施設に建て替える計画となったもの。
改築に伴い新たな整備される管理・校舎棟は、1学年が普通教室6クラス、3学年で全18教室を備えたものを予定。基準の規模には、鉄筋コンクリート造の4階建て、延べ床面積約4、500㎡程度が見込まれる。
一方、体育館については、S造(1部RC造)2階建て、延べ面積2、600㎡の規模を基準に、建物の1階部分にバレー、バスケットなどのコートが取れるアリーナと、トレーニングルームを主に配置。2階のフロアには、柔・剣道場を備えたものが考えられている。