調布市の国領駅北地区市街地再開発事業を進めている同組合は、3月までに認可申請し、同月中旬には認可を取得できるよう目指している。現在は同意活動の完了に向けて調整を続けているところ。認可後は立ち退きの調整に入る。組合では13年度内の着工を予定している。
事業対象区域は、国領駅北側の国領町二丁目地内にあたる約1・5ha。
再開発ビルの規模は敷地8、192㎡にRC造地下1階地上34階建て延べ4万4、931㎡を計画している。
施設内容は、地下1階から地上2階まで店舗を配置。3階は公共公益施設を、4階は駐車場を整備する。5階から34階には住宅275戸の整備を予定している。
道路整備は都市計画道路3・4・24号線拡幅(W16m)、区画道路1号線新設(W12mL100m)、同2号線新設(W8mL40m)、歩行者専用道路新設(W8m)を計画している。このほかに駅前広場(3、000㎡)や公共広場の整備も予定。
組合では当初、昨年11月の権利変換計画認可取得を目指していた。しかし地権者との同意活動で調整がつかず、今年度も継続して作業を続けている。今年度内での着工を目標に調整していたが同意が完了せず、新たに目標として掲げた来年度初頭の着工も延伸することとなった。
設計は10年度に久米設計(江東区、電話03・5632・7811)が担当。
なお発注の際、再開発組合では工事公告を出さず、調布市と相談して指名業者を選定する方針。