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茨城県農林水産部

県森林・林業振興ビジョン、17年度までに路網密度24・5m/haを整備

2001/03/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 県農林水産部は、このほど策定を終えた「茨城県森林・林業振興ビジョン」のなかで林道及び作業道の開設を平成17年度までに路網密度24・5m/haを整備目標に設定した。

 林道延長は、平成10年度末で581kmで公道、作業道を含めた路網密度は23・6m/haとなっており、平成17年度末までの整備目標24・5m/ha、林道開設延長75kmに対し、平成11年度4km、平成12年度7km(見込み)と、現在までの達成率は約15%となっている。

 このため、今後はコスト縮減に努め森林地域を中心に高性能林業機械の効率的利用や公益的機能を重視した森林整備のための路網の整備を推進するとともに、山村地域の生活環境の改善、都市との交流を促進するため、生活関連施設と一体となった林道の整備を図っていく。

 主要施策として▽山岳林地域を中心に高性能林業機械に対応できる林道・作業道の開設▽車輌の大型化に対応するための既設林道の改良や山村の生活環境の改善を図るための林道舗装▽都市住民との交流施設や生活関連施設等の整備と一体となった林道整備の推進▽奥久慈地域の林業、林産業の活性化と地域の振興を図るため奥久慈グリーンライン林道などの幹線林道の整備促進-を盛り込んだ。



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