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旧ビオ建物が崩壊の恐れ/小諸市・解体か補強か目途立たず

2008/06/07 長野建設新聞

 小諸市が所有する与良建物(旧ビオ)が、昨年に東浜設計で耐震診断の調査を行った結果、耐震指標0.7以下で国・県で示された標準基準値からして崩壊の恐れがあると判断された。市は委員会を設けて解体するか補強工事を行い利活用をするか検討しているが、まだ目途は立っていない。

 与良建物は、真向かいの小諸厚生病院に駐車場を賃貸として開放している。昭和56年10月にジャスコが店舗として建設。その後、平成16年末に市の所有建物として引き受けた。S造一部鉄筋コンクリート造、地上4階建てで、延べ床面積20,911.57㎡。

 診断によると1・2階の店舗は耐震性が不足して建物の崩壊の危険性があり、3・4階と西側の屋上階段は、直ちに崩壊する危険性は無いが、耐震性が不足している。

 市は「方向性を急がなければならないが、今のところ様々な意見がありいつ結果が出て、どうするかはまったく分らない」としている。


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