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栃木県岩舟町

総合運動公園基本設計策定、今月中にも都市基盤整備公団と随意契約へ

2000/01/11 日本工業経済新聞

 岩舟町は十一日までに、総合運動公園(三谷地内、約二三ha)の基本設計策定について、今月中にも都市基盤整備公団(東京都)と随意契約を結びたいとの考えを明らかにした。基本構想策定は、同公団の前身である住宅・都市整備公団が八年度に手掛けている。当初予算では五千万円を計上し、土地収用法事業認定申請図書作成や方眼測量を委託。十二月補正予算で基本設計等の費用として千六百三万七千円を上積みした。来年度は基本設計を固めるとともに、用地買収にも着手したい意向。

 基本構想では、整備施設を「社会教育」「都市計画」「保健・福祉」の三つに区分。社会教育では、陸上競技場(四〇〇mトラック、八コース)、野球場(両翼一〇〇m、夜間照明付き)、ユニバーサルスポーツ広場(多目的芝生広場)などを計画。

 都市計画では、公園センター、アミューズメント施設、野外体験広場(バーベキュー施設等)、展望広場、駐車場(計六百六十一台)などを予定。

 保健・福祉では、保健センター(約一、〇〇〇㎡)をはじめ、地域福祉センター、老人福祉センター、いきがいセンター(計約二、〇〇〇㎡)の整備を盛り込んだ。保健センターには診断室、予防接種室、機能・運動訓練室、地域福祉センターには事務室、研修室、いきがいセンターには訓練作業室、学習室などを配する。

 今後、各種事務手続きや用地買収などの進捗をみながら、具体的な整備スケジュールを取り決めていく。

 総合運動公園の整備地は、町中心部から北西の農地。付近は下都賀西部広域農道が東西に走り、栃木地区広域行政事務組合南部清掃センター(三谷一二一一)の南側一帯に当たる。農業振興地域の指定を受けていることから、現在適用除外の手続きも進められている。



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