2026/09/04
相棒に磨きをかける(新潟・CY)
相棒に磨きをかける
▼早朝ジョギング。進むにつれ体調が芳しくない。家まで500mの地点で歩きに切り替えた。帰宅してランニング記録アプリを見て驚いた。体感より速いペース。感覚は全く信用ならない
▼スマートウオッチを用いて、現場作業員の体調データを事務所で管理できる時代になった。数値を見て休ませる指示ができる。山奥の構造物にも、都会の入り組んだ高層ビルにも死角は存在するため、緊急時の発見の遅れも防げる。山間部でも昨今は衛星通信が威力を発揮する
▼あるゼネコンでは、朝に画像解析で顔色を確認し、熱中症リスクのありそうな場合のみウエアラブル端末を装着してもらう「二段階チェック」を試みる。全員の端末着用は予算的にも管理面でも厳しいためだという。休憩所に解析機器を置く現場もあるが、使わなくなったという声もちらほら
▼どんなものにも過渡期はある。トラックにドライブレコーダーやデジタルタコグラフが搭載され始めたころ、ドライバーからは反発があった。急ブレーキなどを監視されているようで、息が詰まるというのだ。しかし今では、あおり運転やもらい事故の証明になり、ドライバーを守る必需品として普及した。数年前にはスキー場から救急へのスマートフォンによる誤通報が問題になった。スキーやスノーボード特有の衝撃の学習、算定作業の改良で誤通報を減らした
▼建設業向けの技術も日々進化している。身体に負担の大きいハツリ作業や生コン打設向けにも、ロボットや自動走行バイブレーターなどが誕生。これらの頼もしい相棒に磨きをかけるのは、利用者のリアルな声に他ならない。(新潟・CY)















