コラム

2026/08/28

『箱』の中のヒーロー(新潟・GS)

『箱』の中のヒーロー

▼サッカーを浴びるかのようなワールドカップの日々が終わり、サッカー好きとしてはようやく日常が戻ってきたかのような今日この頃だ

▼日本代表は、かけられていた期待からすれば残念な結果で終わったが、3大会連続となるグループステージ突破や若手選手の台頭、強豪を相手に善戦するなど、進化の息吹も感じさせた。堅守のアルゼンチン相手に終始波状攻撃を仕掛け、渾身(こんしん)の1点をもぎ取り優勝したスペインにも賛辞を贈りたい

▼今回は初となる3カ国の共同開催により行われ、とりわけ代表格であるアメリカは、試合の内外両面において存在感を遺憾なく発揮し、その一部は物議を巻き起こす結果ともなった。トランプ大統領もまたサッカーに興味を引かれている様子で、2038年大会をアメリカで開催するようFIFAに促したそうだ

▼ニュース続きの大会だったが、観戦するたびに引き付けられたのは試合だけではない。豪華絢爛(けんらん)極まる『箱』、スタジアムもそうだ。ピッチ真上に取り付けられた全周囲型スクリーンや、巨大な施設をカバーする空調設備、広すぎる駐車場など、日本のスタジアムではまずお目にかかれない規模感である。さらに、ダラス・スタジアムにおいては大会中のみ天然芝を敷き、終われば引き剥がすというダイナミックさ。ディスイズアメリカと言ったところか

▼日本は当面の目標として、次のアジアカップを目指すこととなる。4年後に向けた新たなる戦いが各国リーグで始まり、Jリーグもまた今シーズンより秋春制でスタートを切った。次なるヒーローはすでに、全国各地の『箱』の中で躍動を始めている。(新潟・GS)

厳選されたコンパクトな記事で
ちょっとリッチな情報収集

建設メールはこちら