2026/04/08
効率化への仕込み(新潟・SH)
効率化への仕込み
▼スーパーでの買い物中、家に卵があるか確信できず購入したものの、帰宅すると案の定ストックがあった―という出来事から「外出先のスマホで冷蔵庫の中身を見たい」という考えが浮かび、HEMSやIoTの現在の普及状況を調べてみた
▼電力使用状況の見える化をはじめ、照明やエアコンの遠隔制御、冷蔵庫カメラなどは既に実用化されており、これらを家庭内に仕込んでおくことで家事にまつわる便利さを得ることができる。一方、ガスや水道はスマートメーターの導入が順次計画されているが、コストや通信環境が壁となり、広域展開にはまだ時間を要する状況にある
▼DXやICT導入の現場では、導入そのものに労力を割かれ、効率化という本来のゴールから遠ざかってしまうケースがあると聞く。センサーやIoT技術を仕込めば家庭内の管理や制御は進むが、導入に当たっては費用とそれに見合う改善感が得られるかの精査が要ると感じた
▼家庭内からインフラの現場に視点を変えても、管理対象を効率良く点検すべき点は変わらない。老朽化が進む中、保守に携わる人手不足問題も抱えており、将来に向けて打つ一手の重みが増している
▼水インフラ大手のメタウォーターは、NTTと共同で上下水道施設の保守点検業務を自動化する実証実験を開始した。巡回や目視など、現場作業員の五感や熟練の技術に頼ってきた業務を、カメラやセンサーによる検知とAIによる解析・発報に置き換えていくという。業界の課題解決につながるこうしたセンサー群の仕込みを、インフラ維持に向けた現実的な一歩として見守りたい。(新潟・SH)















