2026/07/25
変わりゆく現場服(山梨・SS)
変わりゆく現場服
▼取材先で建設業者の方々と歓談していると、作業着の話題で盛り上がった。先日も「○○さんのところのユニホーム、かっこいいですね」と声が上がった。見ると、有名スポーツブランドが手掛けるワークウエアだった。現場の服装といえば機能性重視というイメージが強いだけに、意外な印象を受けた
▼着用していた会社の担当者は「一般的なユニホームの倍くらいの価格だけど、これにした。今の時代はこういう部分も大切だから」と話す。以前は作業着を消耗品と考えるのが一般的だったが、近年は企業イメージ向上や採用活動の一環として位置付ける企業も増えている
▼「最近はニッカボッカをほとんど見なくなったね」とある参加者。かつて建設業の代名詞ともいえたスタイルだが「高齢の作業員さんがたまに履いているくらいで、若い世代はスリムなタイプが多い」という。現場の風景も少しずつ変わっている
▼さらに安全靴についても興味深い話を聞いた。「今はプーマやアシックスなどのスポーツメーカー製が人気。一見しただけでは安全靴と分からないものもある」。軽量で履き心地が良く、デザイン性にも優れるため若手を中心に支持を集めているそうだ。安全用品も機能だけでなく快適性や見た目が重視される時代になった
▼建設業界では担い手確保が大きな課題だ。賃金や休日制度の改善はもちろん重要だが、毎日身に着ける作業着や安全靴も職場の魅力を左右する要素の一つだろう。現場の安全性を守りながら格好良く働ける環境を整える。そんな変化の積み重ねが、建設業のイメージアップにつながるのではないだろうか。(山梨・SS)















