2025/12/26
終わりと始まりは一体(茨城・TH)
終わりと始まりは一体
▼新しい道路の供用開始に合わせて行われた安全祈願祭。集まった参加者からは、利便性の向上や交通安全への願いに加え、新しい企業の進出や地域の活性化といった道路が生み出す効果への期待が寄せられた。道路はただ移動するためのものではなく、人や物の流れを生み出し、街の未来を形づくる大切な基盤となる
▼工事の完成は終わりではなく、新しい物事の始まりでもある。竣工式は完成を祝う場であり、次の時代への扉を開く儀式でもある。そこには未来への希望が込められている。テープカットで完成を喜ぶと同時に、新しい生活の始まりを告げる合図のように感じられた
▼完成した道路は、未来への可能性を広げる存在として、人々の暮らしを支えていく。新しい道路が開かれることで生活は便利になり、地域の交流や経済活動が活発になり、次の世代へと受け継がれていく。人々の期待と願いが重なり合い、未来へと歩みを進めていく。工事の完了はゴールであり、同時に新たな出発点でもある。テープカットの瞬間、暮らしが新しい局面へと進んでいくことを実感する
▼オセロの盤面に打たれる石のように、完成の瞬間と利用の始まりが交互に繰り返されることで、暮らしも新しい段階へと姿を変えていく。工事の完成という節目と、道路の開通という新しい始まりが重なり合うことで、街は新しい局面へと歩みを進めていく
▼年末年始は街の風景が慌ただしく変わる節目である。過ぎゆく1年を締めくくった直後には、新しい1年の始まりを祝う季節である。未来を担う人々の期待を背に、街はさらに表情を変えながら前へ進んでいる。(茨城・TH)















