コラム

2026/04/16

中堅どころの底力(新潟・CY)

中堅どころの底力

▼怒濤(どとう)の新年度が幕を開けた。小・中学校PTAに地域の子ども会、クラブチーム保護者会。少子化ゆえか、あれこれの役員というお鉢がすぐに回ってくる。各種資料とにらめっこし、混同したり、前年度データに上書きしたり冷や汗の連続。先が思いやられる

▼中学生長女の部活は地域移行の過渡期で、強豪チームや新規立ち上げチームへの移籍が相次ぎ、顧問も保護者代表も半年で数回入れ替わるという異例の事態に。小6次女は小学校行事も全てが最後、などと感慨にふけっている暇はない。コロナで縮小していた各種行事が一斉に再開の時を迎えたようだ

▼技術継承の危機はここにもあった。地域の夏祭り。子ども会はここ数年、半日地区内で踊るにとどめていたが、今年こそ本部まで山車を引いて練り歩いてほしいと自治会からのたっての要望。6年のブランクで、トイレ休憩や効率の良いルート取りなどのノウハウが途絶えてしまった。熱中症や食中毒に気を配り、50人近い児童を長時間歩かせるには相当の準備が必要だ

▼湧き出る困難をモグラたたきのように地道につぶし、決断を迫られ続ける。しかし、ふと気付けば、みな何かしらのプロであり、酸いも甘いも知り尽くしたナイスミドル。音響調整ならあの方に、書類作成、手ごわい団体との折衝。できる人ができることをと協力し、なんとか形になってきた

▼コロナのブランク?いえいえ、中堅どころのナイスミドルは、ご存じの通り氷河期のロスジェネ世代。底力が違う。温故知新で古きを参考にしながら、新しい技術を取り入れ進む力がある。次の一手を繰り出す柔軟性を最も備えているはずだ。(新潟・CY)

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