コラム

2026/06/18

心理的安全性を大切に(山梨・OS)

心理的安全性を大切に

▼最近、地元の新聞に快適な職場づくりについてのアドバイスが載っている。風通しが良く、若手をはじめ多くの従業員が自由に意見を言い合える。そんな活気ある職場づくりにはどうしたらいいか。上司にあるべき姿勢やノウハウなどが、専門家の視点から紹介されている

▼そうした記事が頻繁に載るのは、職場づくりに悩む人が多いということか。「意見はないか」と呼び掛けるも、気まずい沈黙。生産性のない会議に皆が疲弊するのはよくあることだ

▼会議で意見が出るたびに「それは無理だ」「その提案には欠点がある」と即座に否定されては意見を言いにくい。挙げ句の果てには「じゃあお前がリーダーとなってやれ」。自分の負担が増えるだけなら提案はしない。職場に緊張感は大事だが、ストレス社会の中、心理的安全性はもっと大事だ。安心がストレスの芽を摘む

▼以前からある手法に「否定しない会議」がある。まずは何でもいいから言ってもらい、決して否定はしない。言いやすい雰囲気をつくり、数多くの提案をしてもらうことに注力する。会議は短時間。出た意見からリーダーがいくつかピックアップし、次回会議で議論する

▼ある記事で「新人に『郵便受けを見てきて』と言ったら、入っていた郵便物はそのままに、ただ見て帰ってきた」という話があった。いつの時代もベテランにとって若手は新人類だ。時には「宇宙から来た?」と理解に苦しむこともある。そんな若手を懐深く受け止め、「違って当たり前」と笑い飛ばす。緊張と緩和がなければ続かない。「だらける」ではない、職場の心理的安全性を大切にしたい。(山梨・OS)

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