2026/03/07
広い視野を持って(群馬・KO)
広い視野を持って
▼コンビニエンスストア大手のファミリーマートが一部の店舗で導入をしているクレーンゲームなどの設置店舗を現在の約3倍となる5000店舗に拡大する
▼本業とは直接関係のない要素であっても、来店するきっかけを作り、最終的に売り上げにつなげる仕組みを構築している点は興味深い。食品や日用品を売るという従来の枠にとらわれず、人を呼び込む装置として店舗を捉え直している点に、発想の強さがあるのではないだろうか
▼建設業もまた、成果の高い工事を完成させるだけでなく、工事に付随してお金になる付加価値を生み出す発想が求められていると思う。例えば工事中の仮囲いや防音壁は、コストとして扱われていると思うが、人通りの多い現場などでは広告媒体としての価値を持つと考える
▼また、直接、収益につながらないことでも取り組む意義があると思う。子ども向けの現場見学会、完成予想図の分かりやすい表示、工程が進むたびに更新される情報。どれも即利益にはならない。しかし「あの会社の現場は感じがいい」「説明が丁寧だった」という評価は、次の仕事や将来の担い手確保につながるのではないだろうか
▼ファミリーマートもあくまでゲーム機単体でもうけようとしているわけではない。本業を守りつつ、本業の周辺にある種、無視してきた部分を価値に変えられるかどうかが大事だと考える。さまざまな課題を抱える建設業だからこそ、直接関連しないことであっても、広い視野を持つことが重要なのではないか。こうした取り組みの積み重ねが、建設業において、担い手不足の解消にもつながっていってほしい。(群馬・KO)















