コラム

2026/07/10

加速する人口減少(新潟・KW)

加速する人口減少

▼総務省統計局がまとめた国勢調査の結果では、わが国の総人口は1億2304万9524人(2025年10月1日時点)、20年からの5年間で309万6575人の減少だ。増減率はマイナス2・5ポイント。国際連合の推計によると、人口上位20カ国の中で減少率が最も高いのは日本だ。いよいよ人口減少の加速期へ突入する

▼20~25年の人口増加数を都道府県別でみると、東京都が19万8621人増(人口増加率1・4%増)、沖縄県は740人増(同0・1%増)で、全国で2都県のみが増加した。東京都は増加しているものの、5年前の前回調査では53万2322人増えており、増加の幅は縮小。15~20年と比較した5年間の人口増減率の差はマイナス2・5ポイントで、東京都ですら30年代以降には人口減に転じるという予測

▼国は人口減少社会への対応として働き方改革を推進。建設業ではICT施工の導入や業務のDX化による効率化・生産性向上を進める。ICT導入に踏み切れない企業も多いため、新潟県はICT施工未経験企業への支援を強化し、底上げを図る

▼減少スピードは年々加速しており、人口減少社会は不可避だ。影響は既にあらゆる業種で発生している。対策として期待が集まるのは、人口減少よりも速いスピードで進化しているAIだ

▼25年にはAI推進法が全面施行され、恐ろしいほどのスピードで成長している。一方で、同推進法にはサイバー攻撃など悪意ある利用に対する罰則はない。EUのAI規制法のようなルールづくりも急務に思える。AIの上手な活用が人口減少社会のターニングポイントになりそうだ。(新潟・KW)

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