コラム

2026/04/24

オノマトペの効果(新潟・SK)

オノマトペの効果

▼日常の会話や文章中で何気なく使っているオノマトペ。新聞記事には使わないが臨場感、訴求力を高める意味では文章に不可欠な表現方法だ。この時期ならばさしずめ気温が急に上がるというより、ぐんぐん上がると表す方が効果的に伝わるだろう

▼世界中の言語に存在するが日本語には数も多く、日本人は生まれながらにその表現に囲まれ、当たり前のように使いこなしている。これからも若者が造語の中心となって数を増していくのではないか

▼偶然聴いたNHKのラジオ番組で、歌詞にオノマトペが入っている曲特集をやっていた。聴取者からのリクエスト曲をかける企画で、ほとんどが懐かしい昭和歌謡と演歌。往年のアイドルが歌ったヒット曲の中で青い鳥はクッククックと鳴き、当時は本当にそう鳴くのかと図鑑を調べた記憶がある

▼言葉の及ぼす影響は良くもあしくもある。今冬も毎朝窓から外をのぞき、路面状況を確認するのが日課となっていた。少々のツルツルなら、もうけものの気分だが最も恐れるのはブラックアイスバーン。「テロンテロンに凍っているよ」の家族の一言に一瞬で目が覚め、とっさに国道渋滞は不可避、農道を通るか、40分早く出ようかなど、取材先までの道のりに考えを巡らす。心臓には悪い誇張表現だが、単純な擬態語の繰り返しが時として最高の防御策となる。願わくば、インフラ整備もちゅうちょせず、どんどんやってほしいもの

▼前述のラジオ番組。これぞ決定版として最後を飾ったのは橋幸夫の「子連れ狼」だった。昭和30年代、40年代生まれの読者であれば、ご納得いただけることだろう。(新潟・SK)

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