コラム

2026/09/15

副次的効果も見込んで(埼玉・UT)

副次的効果も見込んで

▼スーパーなどで、すっかり定着した感のあるセルフレジ。そこでは誰しもバーコードに照準を合わせている。バーコードは縦線のバーシンボルとコード番号で構成。日本の場合、製造段階で付ける「ソースマーキング」は先頭の数字が45か49と定められている。生鮮食品など店舗で対応する「インストアマーキング」は、最初の2桁に20~29などを用いる

▼バーコードを活用したPOSシステムを導入する直接的な効果として、レジの操作ミス減、時間短縮がある。加えて間接的な効果として、時間帯も加味した売れ筋商品の把握、商品レイアウトとの相互分析といった蓄積データ活用が挙げられている

▼主目的のほかに、副次的効果が得られる取り組みは奥が深い。あらかじめ狙っている場合のほか、後から気付き、結果として大きなメリットを享受できるケースも多いのでは

▼国土交通省が試行している総合評価方式の技術提案評価型SI型は、「技術向上提案」を求め、実施費用は入札価格に織り込まなくても良いことにしている。民間の創意工夫を引き出すことが狙いだ。関東地方整備局が3月に公告した試行工事では、省力化・省人化に向けて自動・遠隔施工の提案を求めた。明文化はしていないものの、結果として遠隔施工による熱中症対策を視野に入れている

▼予定価格には1円でも超えると落札できないという上限拘束性がある。突破は建設業界の悲願。SI型の場合、入札時は確かに予定価格以下であるものの、後の増額変更に内定を出す。表立って強調されていないが、副次的効果として上限拘束の壁を越えたといえるかもしれない。(埼玉・UT)

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