2026/08/26
最後は人間が決め手(埼玉・TK)
最後は人間が決め手
▼ある自治体のプロポーザルで「AIの利活用」に関する条項が要求水準書に盛り込まれていた。建設業界全体で効率化に取り組む中、書類作成にAIを活用するのも当然の流れだが、いつの間にかこんな場面にまで躍り出ることに驚いた
▼この要求水準書によれば、AIを使用する条件は二つ。AI活用による意図しない情報漏出を防ぐため、入力データが学習に使われないよう設定すること。そしてAIを活用したデータが提出物に含まれる場合、最終的に人間が確認した上でAI作成のデータだと明記すること
▼担当課で話を聞いたところ、この業務が学校の改修計画に関連することもあり、近年の状況を見て安全性を保つため条件にしたという。個人的に気になったのは二つ目で、AIを使っても最後は人間のゴーサインが必要になる点だ。AIは急速に精度を増している便利な存在だが、安全性と信頼性の担保には、やはり人間の存在が重要になる
▼自分自身よくAIを使う。そこで思うのは、雑に使えば雑な答えが返ってくるだけということ。それでも楽しいが、確実性が高いものを作るためには人間側の創意工夫が必要になる。道具はそれだけでは完結せず、使う側の習熟が不可欠だと感じる
▼最近はAIを使った広告が当たり前にあふれている。確かに見栄えはする。しかも簡単に作れるのだろうが、技術に溺れて肝心の内容が頭に入らないものも多いように思える。便利な道具が世の中に登場しても、鍵を握るのはあくまでそれを使う人間である。効率化が進むほど、その手綱を握る人間の重要さが浮き彫りになってくると信じたい。(埼玉・TK)















