コラム

2026/08/06

人材育成は時間が必要(東京・YO)

人材育成は時間が必要

▼109対0。これは主題歌「愛は奇跡を信じる力よ」の歌詞から始まるドラマ『スクール☆ウォーズ』のエピソードにおけるワンフレーズだ。ドラマ中では「信は力なり」「人の心を思いやるということ。相手を信じ、待ち、許してやること。それが愛というもんや」などのセリフがあった

▼第8話では劇的なシーンが描かれた。相手は京都の花園高校をモデルにしたとされる強豪校の相模一高。ハーフタイムを終えて67対0、試合終了時には109対0と大差がつく。試合後のロッカールームでは、監督が「一生ゼロのまま終わるのか、悔しくはないのか」と涙ながらに問いかける。選手たちは涙を流し「勝ちたいです」と叫び、監督は選手たちの決意を確かめ「必ず勝たせてやる。悔しさを絶対に忘れるな」とエンディングに向かう

▼一方、勝利した相模一高側にも雷が落ちる。前半に67点を挙げたが、後半42点にとどまったことに対して「明らかに手を抜いていた」などと叱咤(しった)した

▼話は変わるが、電車に乗っていた時に「この運転手さん、下手ね」という声が聞こえた。確かに駅のホームに停車する際、ガクン、ガクンと急停車的な感じで止まる。駅への進入スピード、ブレーキのタイミング、停車位置の修正など、運転は難しそうだ

▼スクール☆ウォーズのモデルとなった、京都市立伏見工業高校ラグビー部の山口良治監督が亡くなった。山口監督は多くのラガーマンを育てあげた。ラグビーも運転技術も一朝一夕に習得はできず、年月をかけた知識と経験が必要なのだろう。人材育成には時間を要する。しかし避けては通れない。(東京・YO)

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