2026/09/25
朝ラーと労働時間(茨城・TH)
朝ラーと労働時間
▼最近、早朝からラーメンを提供する、いわゆる「朝ラー」の店を見かけるようになった。ラーメンといえば昼食か夕食、あるいは酒を飲んだ後のシメという印象が強い。だが、朝にラーメンを食べてはいけない理由はない。朝からしっかり食べ、昼や夜を軽めにする。1日全体で考えれば良い
▼朝ラーは、静岡県藤枝市で早朝から働く茶業関係者らが仕事を終えた後、空腹を満たすためにラーメンを食べたことから広まったとされ、「働く時間」に合わせて生まれた食文化でもある。朝に出勤して夕方に仕事を終えることが当たり前とされているが、仕事内容や季節によって、合理的な時間帯は違って当然だろう
▼茨城県常陸太田工事事務所では、建設業協会の提案を受け、熱中症対策として河川除草工事の作業時間を早朝に移す取り組みを試行。現場作業を午前6時から正午までとした。炎天下で午後まで働くのではなく、涼しい早朝から仕事を始め、暑さが厳しくなるころには現場を離れる。猛暑が常態化する中、合理的な時間の使い方ではないだろうか。現場の条件や作業内容が許すなら、毎日同じ時間に始まり同じ時間に終わる必要はない
▼人間が時間に合わせるのではなく、仕事や季節、暮らしに合わせて時間を使う。働き方改革というと休日や残業時間に目が向きがちだが、「いつ働くか」という時間の配置にも、まだ工夫する余地はある
▼「ラーメンは昼に食べるもの」「仕事は朝から夕方までするもの」。そんな従来の時間の概念に縛られず、自由な発想で時間を組み替える。それも、これからの働き方改革の一つではないだろうか。(茨城・TH)















