コラム

2026/08/18

最強の投資術とは(山梨・OS)

最強の投資術とは

▼年を取れば病気と薬の話ばかり。若い頃、お年寄りがそんな話をして笑っていたのを思い出す。そんなものかと、その時は特に気にもせず。他に共通の話題くらいあるだろうと思っていた。だが年を重ねなければ分からないことはある

▼最近多くなったのが「何か知らんけど腰が痛い」「寝ても疲れが取れない」「おとといの運動のツケが今日来た」。意識せずとも年々進むおじさん化。同年代の妻も「そうそう私も最近指を曲げると痛いのよ。更年期の一種らしいけど」とこぼす。旅行から帰っても「やっぱり家が一番だ」と、以前とはまるで感想が変わった

▼ある保険会社の社長が「下手に投資に手を出すより、健康に投資するのが一番賢い」と言っていた。今の時代、健康であれば定年後も働く場所はある。体を動かすことで医療費の削減にもなり、週数日の労働で生活費の足しになる

▼何より社会とつながり続けることは生活の張りになり、ボケ防止にもなるだろう。「毎日が休みになって楽しいのは2週間まで」。昔祖父が言っていた言葉が頭をよぎる。そういえば商店を営んでいた父は、隠居してからも、なんだかんだ言いながら店に出たがっていた

▼とにかく人手が欲しいという企業はこれからも増えるだろう。一説ではホワイトカラーと呼ばれる事務系の職種は、近い将来その多くがAIに取って代わると言われる。一方、肉体労働系のブルーカラーの職種はまだまだ残るらしい。汗を流し、誰かの役に立つ喜びと収入を自らの生活の豊かさにつなげる。そう考えると深刻さが増す人手不足も、働くチャンスという希望の光に思えてきた。(山梨・OS)

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