2026/10/17
未来へ続く新しい道(東京・YY)
未来へ続く新しい道
▼建設業界を取材してきて「女性の就業環境もずいぶん変わったものだ」と感じるようになった。かつては「男性の職場」という印象が強かった建設現場だが、今では女性技術者はもちろん、女性技能者の姿もたまに目にするようになった
▼先日取材で訪れたまちづくりのイベントにも多くの女性の姿があった。鉄道会社やデベロッパー、小売り、大学など異なる分野の人たちが「共創」によるまちづくりに取り組む現場ではとりわけ女性の存在が多い。人と人をつなぎ、新しいまちのあり方を考える分野にも、女性の活躍の場は広がっている
▼振り返れば、建設業界が女性の活躍・定着促進への取り組みを開始して10年以上たつ。女性の入職・定着を後押しすると共に、現場のトイレや更衣室などの環境改善や働き方の見直しを進めてきた。こうした取り組みを「ダイバーシティ」(多様性)へと発展させ、若者を含めた幅広い担い手の確保につなげる企業も少なくない
▼もちろんこうした変化は建設業界だけのものではない。産休・育休制度の普及をはじめ、社会全体で女性が働き続けられる環境づくりを進めてきた成果でもある。まだ課題は残るが、女性の働き方の選択肢は以前より広がったように思う
▼わが娘も今春から社会人として働き始めた。今後さらに人口減少が進めば、外国人と働く機会が増えたり、AIやロボット、ICT技術によって働き方そのものが変わっていくことだろう。正直これからどのような社会になるのか見当もつかない。それでも娘の歩む道が、私の歩んできた道ではなく、未来へ続く新しい道であることを願う。(東京・YY)















