2026/03/27
手を動かす仕事の強さ(埼玉・UT)
手を動かす仕事の強さ
▼世界一のごみ焼却大国は日本だといわれている。世界中の焼却場の半数以上は日本にあって、その数は1000施設以上。決して悪いことではなく、しっかりと焼却して適正な処分が行われていることも意味している
▼関東経済産業局はサーキュラーエコノミー(循環型経済)に取り組む企業紹介の中で、yuni(渋谷区)を取り上げている。同社はビジョンに「日本を廃棄大国から資源大国へ」を掲げ、資源循環のマッチングとコンサルティングなどを手掛けている。2023年には、起業家万博で総務大臣賞、日本青年会議所第7回価値デザインコンテストで内閣総理大臣賞を受賞。そのビジネスモデルは高い評価を得ている
▼内橋堅志社長は1月末に同局で、焼却するよりも再生する方が安いという状況になれば、「一気に再生に傾いていく」との展望を示した。「ごみ処理におけるシンギュラリティが起こる」と
▼シンギュラリティとは技術的特異点と訳され、AIが人間の知能を超えるといった意味で用いられることが多い。45年ごろ到来するという予測がある一方、この先も起こらないという説もある。どちらにしても、「AIに代替されない仕事」の価値は高まっていく
▼関東地方整備局の橋本雅道局長は2月に講演した中で、担い手確保の重要性を説き、アメリカで注目されている「ブルーカラービリオネア」に触れた。現場で実際に手を動かす仕事に従事する人の収入が、高学歴のホワイトカラーよりも上がっていく。かつて「現場監督よりも、腕の良い職人の方が給料が高い」ケースが多くあったとされる建設業。親和性は高い。(埼玉・UT)















