コラム

2026/09/19

日傘は今や常識か(新潟・SK)

日傘は今や常識か

▼この夏はいつもとは違った光景を目にした。子どもが日傘を差している。集団下校する小学生の列が日傘の群れになっていた。男女関係なく多くは黒色の傘で、雨天のカラフルな傘の列とは様相が異なる

▼これだけ熱中症対策が叫ばれ「酷暑日」なる用語も誕生するくらいなら無理もない。テレビでも街頭を多くの人が日傘で行き交う様子は当たり前になり、ちらほらと男性の姿も見受けられる。インタビュアーの「恥ずかしさや違和感はありませんか」の問いに「涼しいですよ。慣れればやめられません」と快適性を力説する男性がニュースで笑顔を見せていた

▼とは言え、それは都会の話。地方ではまだまだ浸透せずの感は拭えないが、日傘自体の効果は確実に認知が進んでいる。体感温度の低下は3~7℃、紫外線カットの効果も100%近いものもあり、疲労軽減効果も大きいらしい。女性が日焼けやシミ予防で日傘を手放せないのは周知の通りだが、それ以外にも視力低下や皮膚がんの危険性など、より深刻な身体への悪影響が知られるようになってきたのが普及の要因か

▼傘の色は黒や紺の方が白色よりも紫外線の遮断効果が高い。子どもの黒い日傘は親の思いの表れだろう。ピンクや水色の傘をねだっても門前払いとなるのは納得だ

▼しかし最近、もっと衝撃的な話を聞いた。紫外線が腎臓にダメージを与える可能性もあるという。腎臓病が進行すれば、人工透析が必要になる場合もあり、命を脅かされることとなる。義父は腎不全で命を落とした。忘れやすい性格ゆえに持たずにいたが、日傘は今や常識か。考え直す機会かもしれない。(新潟・SK)

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