コラム

2026/11/03

図書館を楽しもう(東京・JI)

図書館を楽しもう

▼少し前に地元でオープンした大型図書館に行ってみた。本が好きなため建設中も完成後も気になっていたのだが、なかなか行く機会がなく、ようやく訪問することができた。久しぶりの大きな図書館。横に長く伸びる2階建ての美しい外観に、気分が上がった

▼まずは館内全体を見学する。幼児・児童や若者が集まるフロアは開放的で明るく、また話しながら勉強できるスペースもある。中高生で席は埋まり、本やノートを広げながら楽しそうに話す姿が見られた。奥に設置されたカフェでも、多くの人がのんびり過ごしていた

▼一般書や専門書のフロアは少し照明を落とした空間となっている。明るいスペースから移ったために最初は暗いと感じたが、目が慣れてくると自然に心も落ち着く。本を選んで読む際に適度であることを納得した。数え切れないほどの書棚の群れを歩き回り、見たことのない本を開いて知らない情報に触れては感心し、そして次の本に向かうことを繰り返した

▼きっと夢中になっていたのだろう。気付けば何時間も過ぎていた。正確には、最初から何時間もいるつもりだったが、時を忘れていた。1冊も借りることなく館外に出ると、陽光が穏やかに降り注ぐ街の風景が目に入る。軽い疲労感と充実感が、自分の心身に残っていた

▼図書館は本を借りるだけの施設ではない。さまざまな人々が、自由に気楽に過ごせる場所である。難しい情報を詰め込んだ本もあるが、一方で愉快な本、感動できる本もある。「勉強」とか「情報収集」などと大げさになる必要もなく、自分のペースで楽しむ。こんな休日も良いものである。(東京・JI)

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