2026/08/19
イメージする力を(新潟・KW)
イメージする力を
▼「あと少しだ」「もう一息」「がんばれ」。バスケットボールをする子どもたちに声を掛ける。息子がスポーツ少年団に入り3年目を迎えた。バスケはよく走るスポーツのため、練習では走り込む。一朝一夕で体力はつかない。シュートに関しても、何本も繰り返す中で次第にフォームが固まり成功率が上がる。そのため初心者の頃は全くリングに入らないことも少なくない
▼在籍するチームは3年前にできたばかりで、地域で最も弱い。子どもたちには、弱くても下手でも純粋に努力する姿勢を見せてもらいたい。だが実際の練習では、まるでうまくなる気がないような、やる気が感じられないことが多い
▼理由として一つ思い浮かんだことは「やればできるようになる」というイメージする力の弱さだ。今の時代、知らないことはネット検索で短時間のうちに回答が得られる。「自分が納得できるまで調べる」のではなく、「早く正解を得たい」という気持ちが強くなるのではないだろうか
▼「これだけ練習したのにうまくなれない」ことに対して、早く正解が欲しくなり「自分はうまくなれない」という結論に至っているのではないか。正解を早く求めるよりも「自分がうまくなるイメージ」が強くなれば、状況は変わるかもしれない
▼働き方改革、週休2日、ICT施工拡大などの取り組みも、行政による制度づくりに加え、事業者による「未来の建設業をイメージして変化しようとする姿勢」が重要だ。次世代を担う若者や子どもたちには、暮らしを支え続ける建設業と同じく、未来をイメージする力を持ち続け、成長していってほしい。(新潟・KW)















