コラム

2026/06/13

悔いのない現役生活を(東京・YO)

悔いのない現役生活を

▼ウイニングショット「エア・ケイ」を武器に、男子テニス界をけん引してきた錦織圭が現役引退を表明した。エア・ケイは、ジャンプしながら、高い打点から打ち下ろす独特のフォアハンドショット。彼の代名詞ともいえる

▼錦織圭は2014年、テニス界の四大大会、いわゆるグランドスラムの一つ、全米オープンで準優勝。クロアチアのマリン・チリッチに敗れたが、アジア男子勢では初のグランドスラムファイナリストとなった。日本男子としては、歴代最高の世界ランキング4位に入り、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、銅メダルに輝いた

▼女子テニスプレーヤーに目を向ければ、代名詞とも呼べる武器を持つのは、伊達公子だろうか。「ライジングショット」を武器に、世界ランキングは4位にまで上り詰めた。ライジングショットはボールが上がってくるところを打ち抜くストローク。ドイツのシュテフィ・グラフに3―6、3―6で敗れたものの、四大大会の全豪オープンでベスト4入りを果たした

▼左膝の靱帯(じんたい)断裂、左ハムストリングスを負傷。アメリカ、カナダ、メキシコで開催されるFIFAワールドカップ2026の日本代表メンバーから南野拓実、三笘薫が外れた。今年3月の2026ワールドベースボールクラシックでは、石井大智、平良海馬、松井裕樹がけがにより、出場がかなわなかった

▼これまでの全てを振り返ったとき、「やり切った」と胸を張って言える自分がいます。これは錦織圭の引退発表時のコメント。プロフェッショナル、アマチュアを問わず、やり切ったと言える現役生活を過ごしてほしい。(東京・YO)

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