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栃木県芳賀町

ふるさと交流体験センター建設、4月に発注

2000/01/11 日本工業経済新聞

 芳賀町は、ふるさと交流体験センター(総合センター、物産センター)の建設を前倒しし、四月に発注する意向を明らかにした。

 実施設計は今月中に委託、成果品の納入を待って二棟の本体建築工事を発注、十三年四月のオープンを目指す。発注方式は一括発注が有力視される。国の二次補正に呼応し、五億二百万円の事業費を含む一月補正予算案を編成、今月中に臨時議会を開き議決を求める。当初予算で造成費等一億五千万円を計上しており、事業費は六億五千万円を措置する。

 建設地は、祖母井地内のロマンの湯東側の隣接地で主要地方道宇都宮茂木線沿いの敷地約一六、〇〇〇㎡。現在、盛土を中心とした造成工事を行っている。

 ふるさと交流体験センターは、農水省の農村資源活用農業構造改善事業を導入。地域の農産物を生かし、都市部と交流を深め農村を活性化させることを目的としたもの。施設内はふれあい広場(二、〇〇〇㎡以上)、駐車場(約百三十台)、池、花壇などを配置。これらの外構工事は建築工事の進捗にあわせ、四月以降に発注される。

 総合センターの内部には農村レストラン、体験コーナー、ホール、事務室、会議室などを備える。別棟の物産センターは地域の米、野菜、果物、花などを販売するコーナーなどを設ける。これら施設の構造はS造、二棟を合わせた延べ床面積は約一、〇〇〇㎡を予定している。

 十二月補正で予算計上された実施設計業務は、基本設計、基本構想策定業務を担当した農林漁業体験協会(東京都千代田区永田一-一一-三〇)との随意契約が見込まれる。



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