鹿沼市区画整理課は、今年度中に貝島西土地区画整理事業の全施行区域を対象に仮換地指定を実施する。新年度は建物移転等の交渉をメーンとし、その進展によっては整地工事、区画道路を中心とした道路築造工事にも入るとの意向を示している。

　仮換地設計案は昨年十月に供覧したが、現在、住民から上がってきた要望書を検討しており、仮換地設計変更案を提示したうえ仮換地指定作業に入る。換地設計案は福岡土地区画整理協会（福岡県福岡市東区馬出一－一一－一一）が担当した。同事業は九年十一月に事業計画決定、事業期間九－十五年。総事業費五十九億円。

　施行区域は北側を国道一二一号線、東側を一級河川黒川、西側を都市計画道路三・五・二〇三末広通り、南側を用途区域内に囲まれた約二九・六haで、貝島町、万町、下田町一丁目の一部。計画人口二千四百人。平均減歩率二九・九七％。

　公共施設は幹線道路延長一、七三六ｍ、三・四・二〇五東武駅前通り（延長六四〇ｍ）、三・五・二〇三末広通り（延長四〇五ｍ）、三・五・二〇七貝島西通り（延長六九一ｍ）。区画道路は幅員一五ｍ（延長四八三ｍ）、幅員八ｍ（延長八一ｍ）、幅員六ｍ（延長六、三六五ｍ）。特殊道路は延長六九八ｍ。公園は近隣公園一〇、〇〇〇㎡、街区公園三カ所（延べ面積三、〇〇〇㎡）、水路四路線（幅員二－五ｍ、延長一、三九五㎡）。

　同時施工・関連他事業として、国道一二一号線（延長四八〇ｍ、概算事業費十億二千万円）、公園（四カ所計一・三ha、四億六千万円）、公共下水道（面積二九・六ha、五億五千万円）、法二条二項該当事業（上水道事業、一億六千四百二十四万三千円）などを実施する。