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茨城県常総市

常総市13年度予算発表/水海道庁舎建設に継続費13億/防災行政無線は7億

2013/03/22 日本工業経済新聞(茨城版)

 常総市(高杉徹市長)の2013年度(平成25年度)当初予算が発表された。主な事業では、2カ年の継続費として水海道庁舎建設工事に13億5000万円(13年度=5億4000万円、14年度=8億1000万円)、防災行政無線整備工事に7億5000万円(13年度=2億5000万円、14年度=5億円)を設定したほか、石下西中学校建設事業に9億4887万4000円、水海道西中学校建設事業に2億2866万4000円、西幹線整備事業に4億8007万5000円を計上している。

 一般会計の総額は228億5000万円で、前年度比0・3%減。普通建設事業費も31億9966万5000円で前年度に比べて3・2%減少した。

 水海道庁舎建設事業では、本年度の建設工事に5億4000万円を計上。2カ年継続費で14年度は8億1000万円を設定した。現在は9月までの工期で旧庁舎の解体工事に取り掛かっており、新築工事は9月にも契約となる予定。15年1月の開庁を目指す。

 学校施設関係では、石下西中建設事業に9億4887万4000円を計上し、そのうち昨年度から続く校舎建設に7億8145万円、本年度に新規発注する外構工事に1億5000万円を配分している。

 水海道西中建設事業には、2億2866万4000円を予算化。12年度から継続している外構工事に8575万円、新規の校舎解体工事に1億2000万円を配分。解体工事は新年度早々にも発注となる見通し。

 また、絹西小建設事業には5860万7000円を盛り込み、既存の木造校舎の改修を行う。

 そのほか、菅原小校舎の耐震補強実施設計業務のために480万円を設定。

 道路関係では、06年度から工事を県に委託して進めている鹿小路細野線(約3・7㎞)の整備(西幹線整備事業)に4億8007万5000円のほか、道路新設改良事業に3億1237万8000円、橋梁維持事業に1409万円を盛り込んだ。

 1990年から継続している江連都市下水路事業には7722万円を予算化した。

 新規事業では、市全域にデジタル式の防災行政無線を整備するため、2カ年継続費として工事に7億5000万円(13年度=2億5000万円、14年度=5億円)、工事監理業務委託に570万円(13年度=190万円、14年度=380万円)を設定。13年度は親局や再送信子局、屋外拡声子局の設備の製造をメーンに行う計画。

 同じく新規で、市営へらぶな釣り場の吉野公園の災害復旧事業として4000万円を計上し、被災して沈下した桟橋を架け換える。

 水道事業会計を見ると、資本的支出で石下地区の取水施設建設工事に7620万円、相野谷浄水場の運転監視システム更新工事に4000万円を配分している。


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