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文化賞は甲府市新庁舎/A-HOUSEなど奨励賞5点/山梨県建築文化賞

2013/11/13 山梨建設新聞

 平成25年度山梨県建築文化賞(主催・山梨県建築文化賞推進協議会)の表彰式が8日、開催された。建築文化賞には、甲府市庁舎(設計=日本設計・竜巳・山形・進藤・馬場設計JV、施工=竹中工務店)が受賞。建築文化奨励賞には5作品が栄誉に浴した。

 会長の横内知事は「受賞となった建築物は、いずれも優れた作品。各地域のまちづくりや景観形成を牽引していくものと信じている。今年は富士山が世界遺産に登録され、将来にわたり景観を守っていく義務がある。これからも魅力あるまちづくりに一層ご尽力いただけるようお願いしたい」と期待を述べた。

 八木幸二審査委員長は「建築文化賞は、施主、設計者、施工者の3者を表彰する大変良い賞だと思う。大学では、設計者や施工者を育てるためのシステムはあるが、良い施主を教育するシステムが無い。この賞は設計や施主、それぞれの立場が理解できるため良い作品ができると信じている」とあいさつした。

 建築文化奨励賞は▽戸建て住宅「A-HOUSE」(設計=窪田建築アトリエ、施工=新津組)▽戸建て住宅「小荒間の家」(設計=一級建築士事務所アルケドアティス、施工=伝匠舎石川工務所、オルケア)▽「甲州夢小路」(設計=スタジオ・ベルナ、施工=長田組土木)▽「身延山久遠寺新客殿」(設計=大成建設一級建築士事務所、施工=大成建設)▽「笛吹市立石和第五保育所」(設計=日比野設計+幼児の城、施工=飯塚工業、田中電気、タナカ設備)-。

 応募数は、住宅建築部門26点、一般建築物等部門13点、公共建築物等部門14点。


【写真=建築文化賞に輝いた甲府市庁舎】



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