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NSGグループが新大学設置構想を発表

2014/03/07 新潟建設新聞

 NSGグループ(池田弘代表)は5日、2017年度の開学を目指して新たな4年制大学「(仮称)開志大学」を新設する構想を明らかにした。

 計画では、新潟市北区島見地内にある新潟医療福祉大学の隣接地と胎内市内に分散型の校舎を構える方針。医療福祉大学隣接地では、約1万㎡の敷地に本部として3階建て程度で延床面積約3500㎡の校舎を新設するほか、胎内市では中条工業団地内で取得した旧アデランス工場(敷地面積約1200㎡、延床面積約1万㎡)を活用し、運動場等を整備する。

 現在のところ、設置に係る経費には約45億円を試算。校舎や運動場の建築改修費用に約24億5000万円、機器備品等の取得費用には約15億円を見込む。

 来年10月にも文部科学省に対して大学設置認可申請を行った後、校舎などの建設に着手し、17年4月の開学を目指す。

 「(仮称)開志大学」は農・食分野の人材育成に向けて1学科1学部が設けられ、入学定員に約180人、収容定員には4学年合わせて720人を想定する。同グループでは新潟医療福祉大学、事業創造大学院大学に続き3校目の大学となる。

 会見で池田代表は「新潟が国家戦略特区を目指すニューフードバレー構想とともに、農業分野での先進的な人材を育成する視点で中核を担う専門的な大学、学部を設置するもの。経済同友会でも共同提案している」としており、農業分野での生産に留まらず、6次産業化や輸出など先端的な分野で活躍する人材の育成を目指す構想を明かした。

【写真=新たな大学の構想を発表する池田代表(左)】

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