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横浜市が新港ふ頭9号岸壁大型対応の基本設計をオリコンに委託

2014/07/12 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市港湾局では、新港ふ頭9号岸壁基本設計業務を指名競争入札で行いオリエンタルコンサルタンツに20,145,000円で委託した。なお、指名業者は11社で1社が最低制限価格未満の札入れをした。また、昨年度オリコンが、新港ふ頭9号岸壁の検討業務を行っている。

 世界的にクルーズ人口が増加している中、気軽に利用出来るよう客船の大型化が進んでいる。横浜港においても5万~7万G/T級を中心に寄航数が伸びている。ちなみに横浜港は24年度の寄航数は142隻で、10年連続日本一位となっている。

 現在横浜港に寄航する客船は、大さん橋ターミナルで受け入れているが、近年の客船の大型化により、大さん橋だけでは配船することが難しい状況になっていることから内港地区(新港ふ頭9号岸壁)の旅客船埠頭計画を変更することになったもの。

 既設の新港ふ頭9号岸壁は水深7.5m、延長220m、エプロン幅14m、対象船舶7万G/T級だが、これを水深9m、延長340m、対象船舶15万G/T級に変更する。

 また、この埠頭計画に対応するため、9号岸壁の泊地を水深9m、面積1haと航路・泊地を水深9m、0.7haを新規計画する。

 工事着手は、27年度後半を予定し、東京オリンピック開催にあわせて、2020年春の開業を想定している。総事業費は約40億円。


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