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エア・ウォーターの物流施設は来月施工者決定

2016/06/24 新潟建設新聞

 総合ガス企業のエア・ウォーター㈱(豊田昌洋代表取締役・CEO、大阪府大阪市中央区南船場2-12-8)は、県営新潟東港工業地帯に物流施設の建設を計画する。現在、コンペ方式により施工者の選定を進めており、来月にも決定する見通し。夏前に工事着手し、来春の完成を目指す。基本設計段階で施設規模には平屋建て、延べ床面積6600㎡~7000㎡程度を想定する。

 物流施設の建設に同社では、同工業地帯のA区画約6・6haを取得。23日には県と進出協定および土地売買契約を締結した。投資額は約18億円で、施設整備費に約8億円、土地購入費には約10億円を見込む。自社商材や取引企業の商材などを保管する常温物流倉庫を建設するほか、将来的な拡張も視野に入れる。東日本大震災で、新潟が関西から東北への供給拠点となったことから同地への進出を決めた。

 同社の白井清司専務は「新潟は、これから日本海側の中心になる。東港を見て物流拠点をつくることを決めた。当社の発展に欠かせない場所となる」と期待を込める。

 県企業局が担当する同工業地帯20・8haへの企業進出は同社を含めて11社、17件目。これまでに18・6haを分譲し、分譲率は89・4%に達する。月内にも新たな分譲に係る契約が締結されるもよう。

【写真=協定書に調印を交わした】

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