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新潟県三条市

新スポーツ等複合施設設計の公募型プロポ公告

2016/07/26 新潟建設新聞

 三条市は25日、スポーツ・文化・交流複合施設建設基本設計及び実施設計業務の公募型プロポーザルを公告した。来月10日まで参加表明を受け付けており、審査結果の公表・契約締結は9月下旬を予定している。設計業務の事業費は2億5999万円以内を想定。


 主な参加要件は、2015・16年度三条市建設紺サルタント入札参加資格者名簿に一級建築設計で登録があることなど。

 審査は2段階で行い、第1段階の書類審査は、8月下旬ごろ結果を通知。選定した5者程度に対し、技術提案書の審査を行う。第2段階のヒアリング審査と結果通知は9月下旬ごろ予定している。

 場所は、荒町2地内の旧体育文化センターおよび総合体育館敷地9790㎡。旧総合体育館は年内をメドに解体工事を行っているところ。旧体育文化センターは、解体工事の一般競争入札を29日付けで公告する。敷地中央に縦断する水路を移設し、2施設を一体利用できるよう整備する。

 事業計画では、文化交流機能部分の設計を9月から20年1月までにまとめ、建設工事は20年3月ごろ着手。外構工事と供用開始は20年上期を予定している。

 スポーツ機能部分は、設計期間が17年9月まで。建設工事は17年12月~19年上期。外構工事と供用開始は19年上期ごろ。

 建設に係る概算事業費は、建築本体、電気・機械設備、外構、造成、水路移設、地質調査、下水道負担金や消費税を含め45億円以内を想定する。

 改築検討委員会の中間報告によると、スポーツ機能では、アリーナの面積をバスケットボール2面分、サブアリーナは選手のアップ用スペースを必要とする場合は、2つの多目的ホールを活用。

 観客席は、アリーナ部分移動席と合わせ少なくとも1000席以上を確保。選手控室(ミーティングルーム)のほか、コース幅2m以上のランニング走路も整備する。

 柔道場と剣道場を兼ねた多目的ホールは、それぞれ試合場を2面配置。弓道場は、現施設と同等以上の機能と外部の騒音と振動などに配慮する。

 また、文化・交流機能については、目的や人数などに応じ自由な使い方が可能な機能を求める。集会室・展示場は、現行の768㎡以上を確保し、館全体の一体的な利用を可能にするほか、小規模な会議にも使用可能な部屋の分割機能を整備。

 供用スペースには、駐車場、倉庫、クライミングスペースを設置。防災や自然エネルギーの利用なども求めている。

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