石岡市・小美玉市・笠間市・水戸市・城里町で構成する石岡城里線県道改修期成同盟会(会長・高橋靖水戸市長)は22日、水戸市笠原町の県庁を訪れ、澤田勝県土木部長に同路線の整備促進にかかわる要望書を手渡した。歩道未設置や交差点での右折レーンの未整備などの解消を図り、地域住民の安全・安心の確保のために早期整備を求めた。
同路線は、石岡市府中地内の国道355号を起点とし、小美玉市・笠間市・水戸市をつなぎ、城里町石塚地内の国道123号に至る延長約40㎞の幹線道路。
小美玉市や城里町では整備が概成しており、今後、石岡市、笠間市、水戸市で道路整備が促進されることにより、地域活性化や安全・安心の確保などに繋がる。
さらに、沿線に立地する岩間工業団地や水戸西流通団地、茨城中央工業団地(笠間地区)では物流をはじめ生産・業務機能の集積など経済活動を支え、先導していくことが期待される。
また、防災面や都市間交流など広域ネットワークの形成にとって極めて重要だが、一部区間で自動車の交通量が多いにもかかわらず、幅員が狭く屈曲し、歩道のない箇所や交差点での右折レーンが未整備の箇所などもある。
主な要望としては、水戸市谷津町(L740m)と牛伏町(L940m)の整備促進、三野輪町(L1300m)とバイパス(L4200m)の早期整備を求めたほか、笠間市のバイパス(L4340m)の早期整備、石岡市の府中地区(L292m)の整備促進などを求めた。
当日は、4市1町の代表者が県庁を訪問。顧問の川津隆県議会議員、常井洋治県議会議員、高崎進県議会議員、舘静馬県議会議員、加藤明良県議会議員も同席し、高橋会長が澤田土木部長に要望書を手渡した。
整備要望事項は次のとおり。
◆水戸市谷津地区、牛伏地区および石岡市府中地区における事業中区間については、早期完成に向けて引き続き整備促進を図ること。
◆高速道路などの広域交通ネットワークを生かした開発を先導するため、未着手となっている区間の早期整備を図ること。
【写真=4市1町の首長らが澤田土木部長(中央)に要望書を手渡した、図=要望箇所】