中央市は、田中久雄市長による会見を25日に開き、９月補正予算案を公表した。補正予算案には、▽都市公園建設に伴う概略設計委託に３７５０万円、▽議場放送設備改修工事および豊富庁舎公民館代替箇所（議場）空調改修工事に３１３１万円、▽玉穂西部児童館放課後児童クラブ増設工事に１９１７万１０００円－を計上した。

　このうち、リニア中央新幹線事業において田富北小学校の移転候補地である田富ふるさと公園に代わる都市公園の整備に必要になるため、概略設計費を盛り込んだ。

　移転先について田中市長は「それを決める準備のための設計。公園規模は防災公園を兼ねたいので現在よりも大きくなるかもしれない」と述べた。

　一方、条例では、中央市空家対策の推進に関する条例制定の件を定例会に上程する。

　市および空き家などの所有者の責務を明確にするとともに、空家などの倒壊、衛生上有害およびその他周辺の生活環境への悪影響を未然に防止し、市民の安全安心な生活の確保、生活環境の保全に寄与するのが狙い。

　一般会計補正予算額は１億３５２５万９０００円。