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犀川砂防建設業協組

犀川建協が恒例の冬期安全パトロール

2016/12/09 長野建設新聞

犀川砂防建設業協同組合(牛越恵司理事長)は6日、恒例の冬期現場安全パトロールを実施し、参加した組合員企業の代表者や県犀川砂防事務所の職員が3班に分かれ7カ所の現場を巡回。それぞれ気づいた点を指摘するとともに年末年始の対応や冬季に向けて対策を呼びかけた。

午前8時30分に県犀川砂防事務所前に集結した参加者を前に、同事務所の柳瀬勝弘所長は「先日の砂防研究発表会で『安全に終着点はない』という心に残る言葉を聞いた。われわれ発注者として見たり聞いたりしたこを皆様にお伝えして、どの現場も安全には注意してほしい。本日は身のあるパトロールにしたい」と意義あるパトロールとなるよう期待。

続いて牛越理事長は「今年、5~7月にかけて労災が増えたが、お盆過ぎは仕事量が減少したため労災も減少した。これから冬に向かう中、安全第一を考えてほしい」と呼びかけた。

パトロールは大町市・生坂・池田方面の1班が3カ所、筑北・麻績方面の2班が2カ所、松本市・安曇野市方面の3班が2カ所を巡回。それぞれの現場で墜落・転落事故、重機作業事故、法面崩落事故などが発生する恐れがないか点検。そのうち3班は最初に、松本市取出で行われている急傾斜地崩壊対策の重力式擁壁工の現場を訪問。受注者は草田組。工事概要や作業内容などの説明を受けたパトロール員は、現場内を巡回し、「年末年始に現場へ一般の人が入らないよう対応をとってほしい」「盗難防止や火災防止対策を」など休工する年末年始の注意などを促した。

【写真=松本市内のパトロールのもよう】

パトロールのもよう

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