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新潟県三条市

新工業流通団地造成は12月ごろ着手

2017/09/26 新潟建設新聞

 三条市が北陸自動車道栄スマートIC近くで新たに整備する工業流通団地は12月にも第1期造成工事に着手し、2020年2月ごろ第1期の分譲を予定している。また、同工業団地に勤務する就業者向けに整備する住宅団地の造成は11月ごろ工事着手する見通しだ。いずれも県央土地開発公社事業として造成する。

 新流通工業団地は、福島新田、一ツ屋敷屋敷新田、若宮新田地内の約43・8haで整備を計画。分譲予定面積は約33・4haほど。製造業、卸・運送業などを対象に分譲開始は、第1期を20年2月、第2期を20年10月ごろ予定している。

 現在は、農振除外手続きと並行して、実施設計、用地取得を進めており、遺跡の試掘調査を10月ごろから始める。

 造成工事は、実施設計完了後の12月に第1期工事に着手。用地東側の第2期工事は、遺跡調査が終わった18年10月ごろの着工を予定。

 市内14工業団地の中で最大規模となり、16年度に17社に行ったアンケート調査から区画は、ほぼ完売するだろうと市は見ている。

 また、JR帯織駅前に整備する住宅団地は、事業用地を当初計画の2・8haから0・6ha増やし、3・4haで整備を進める。当初区域に隣接するJAにいがた南蒲帯織支店が老朽化に伴い、移転改築することから、同JA敷地を新たに加えたもの。

 現在は、造成、水道、下水道の工事実施設計をそれぞれ進めており、設計が完了次第、11月に造成工事、18年1月ごろから水道、下水道、ガス工事に着手する。工事完了はいずれも18年12月ごろ。

 分譲区画は、当初の2・8ha分で90程度、増設分0・6haで10~20程度となる。分譲開始は、19年4月を予定している。

 市は、本年度当初予算に工業流通団地で17~19年度の債務負担3億60万9000円、住宅団地に17・18年度の債務負担4億782万2000円を設定した。

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