甲斐市は、文化施設における非構造部材の耐震化を進めている。月内にも設計完了が見込まれる敷島総合文化会館大ホールの天井については、来年度に予算措置を行い、着工する構えだ。
同会館大ホールは可動式の座席を要し、面積はおよそ300㎡。照明器具などには手を付けず、天井部への対処が可能となりそうだ。指定避難所でもあることから、優先的に着手した経緯がある。
市が保有する文化施設では、ほかに双葉ふれあい文化館がある。500人の収容可能なホールの天井については、総合文化会館と並行して実施した調査までは完了している段階。設計へは未着手で、今後、他施設の状況を見ながら耐震化へ取り組んでいくことが想定される。
【写真:ホール天井の調査までは完了している双葉ふれあい文化館】