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国土交通省北陸地方整備局(建設),その他記事(民間)

建コン北陸と意見交換/CIM3次元化を

2017/12/02 新潟建設新聞

 北陸地方整備局と建設コンサルタンツ協会北陸支部は11月30日、新潟市のラマダホテル新潟で意見交換会を開催した=写真=。平準化や、2次元で受注した詳細設計のCIMへの変更などが要望としてあがった。

 意見交換会は非公開で開催。平準化に向けては、協会が「年度末の納期集中が翌年の技術提案にも影響する」との窮状を報告。整備局は「9月に行った本部との意見交換で示した平準化パターンに近づけるよう努力している」との姿勢を示した。

 CIMについては「2次元詳細設計を3次元に変更したい」と要望があがった。整備局は「協議が整えば、変更となるので積極的に発議してもらいたい」と応じた。

 構造物点検における歩掛り改善は「多くの時間が必要。安全管理費など見直してもらいたい」と要望。整備局は「試行結果を踏まえ、国土交通省に伝えたい」と答えた。

 プロポーザルなど発注時の資料閲覧は「労力がかかり非効率なためデータ提供としてもらいたい」と訴えた。整備局は「システム管理など一定のルールがあるので変更は難しい」との現状報告にとどまった。

 ダイバーシティ推進型業務の試行は、現在の発注状況と今後の予定を求めており、整備局は「5件発注済みで、公示している案件が2件。今後は1件公告する予定」と報告。既に発注しているものについては「フォローアップしていく」との意向を述べた。

 若手や女性技術者活用に向けては、新たな懇談会の開催を要望。整備局は「重要だと認識しているが開催が目的になってはいけない。女性の懇談会は開いたが、対応が難しい。次につなげられるか検討したい」との考えを示した。

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