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(社)新潟県建設業協会

魅力ある産業づくりへ新年交歓会

2018/01/06 新潟建設新聞

 新潟県建設業協会(植木義明会長)と新潟県建設産業団体連合会(同)が主催する建設関係新年交歓会が4日、新潟市のホテルオークラ新潟で盛大に開かれた。植木会長は、建設産業の発展へ「働き方改革と生産性向上を両輪とし、若者から選択され、豊かな生活を享受できる魅力ある産業づくりに取り組む」と決意を示した。

 交歓会には、新年の門出を祝い、およそ330人が出席。冒頭のあいさつで植木会長は「予算の確保、人材確保と育成、発注の平準化、週休2日の試行など積極的に取り組んできたが、一番重要な事業量は当初予算で5年連続横ばいが続き、会員企業から先行きに対する不安の声が聞こえるようになった。まだまだ課題を残す1年だった」と旧年を振り返った。さらに、新年を迎え「建設産業の働き方改革に完全週休2日制を完全目標とした取り組みを進めるとともに、大きな課題である発注、施工の平準化やICT活用などによる生産性向上を推進する。会員各社が地域に貢献し、存在感を高めていくためにも働き方改革と生産性向上を両輪として若者から選択され豊かな生活を享受できる魅力ある産業づくりに取り組む所存である」と決意を語った。

 来賓祝辞では、米山隆一新潟県知事が「県民が安全安心に暮らせるよう地域に必要な生活基盤をしっかりと守り、社会資本ストックを維持できるよう新年度予算を可能な限り確保する。また建設業が中長期的に経営を維持できるよう施工時期の平準化や県内企業への優先発注、県内調達の徹底など、県内経済の下支えに務めたい」としたほか、出雲崎町での道路陥没事故に触れ「県内のインフラも老朽化が進んでいる。出雲崎を教訓とし、しっかりメンテナンスができる体制を整えていきたい」と述べ、協力を求めた。

 また、小俣篤北陸地方整備局長は「週休2日を含め担い手の確保は待ったなしの課題。皆さまとともに課題を前進させる年にしたい。地域の安全安心、経済の発展、観光の交流を考えてもまだまだやることはある。この思いを共有し、大きな帆を揚げて風を受けられるようにしていきたい」と語った。


【写真=植木会長、330人が新年を祝う】

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