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群馬県山林種苗緑化協同組合・第56回通常総会を開催

2018/02/15 群馬建設新聞

群馬県山林種苗緑化協同組合(久保田順一郎理事長)は9日、群馬県公社総合ビルで第56回通常総会を開催した。2018年の事業計画として研修や安全教育、技術交流、後継者への支援などを審議、いずれも可決された。また、役員改選も行われ、久保田理事長の続投が決まった。

久保田理事長は「広葉樹苗木の生産を視野に入れ、花粉症対策苗木の供給拡大、再造林コストの縮減を図るコンテナ苗木の増産に向けて力を注いでいくと同時に、当組合の健全な運営に努力してまいります」と力強く語った。

来賓に大澤正明県知事の代理として、県環境森林部の須藤雅紀部長は「群馬県森林・林業基本計画の目標である素材生産量40万立方mの達成に向け、間伐に加え、皆伐、再造林の実施にも力を入れて取り組んでいきたいと思っております」と協力を呼び掛けた。

群馬県議会の萩原渉副議長は「将来にわたり森林を守り育てていくためには、森林資源の循環利用を図っていくことが必要であり、本県の豊富な森林資源を活用し林業の成長産業化を目指すことが強く望まれています」と述べた。

関東森林管理局の漆原勝彦局長の代理で出席した森林整備課の生方啓司課長は「造林の低コスト化には欠かせないコンテナ苗のさらなる導入、カラマツの苗木確保を積極的に進めていきたいと考えております」と協力を呼び掛けた。

18年の事業計画は◇育苗技術の向上と苗畑経営の合理化を図るために研修等の実施◇作業の安全を図るため刈払機および作業機械等の安全教育の実施◇苗畑品評会の実施および苗畑視察による技術交流、生産技術の向上を図るほか、苗木生産技術講習会等の開催◇コンテナ苗木栽培の拡充を図る◇育苗技術の継承を図るため後継者の支援-などを掲げた。

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