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(社)埼玉県建設業協会

埼建協が新入社員研修実施/61社から199人参加

2018/04/24 埼玉建設新聞

 埼玉県建設業協会(星野博之会長)は、富士教育訓練センターの協力を得て、伊奈町地内の県民活動総合センターで、17日から2泊3日の新入社員研修を実施した。会員企業をはじめとする県内の建設会社に入職した新入社員など、61社から199人(うち女性43人)が参加。人材の確保・育成・定着を目的に、一企業では困難な教育の場を提供。業界や地域社会への貢献が求められる若年入職者の社会人としての第一歩をサポートすることで、各企業での活躍と成長を促している。

 研修は各企業に入社した新入社員に社会人、企業人としての自覚を持たせ、素養として必要な心構え、礼儀作法、組織行動の規範などを身に着けてもらうために実施。参加者同士の交流を通じた人的ネットワークの拡大と連帯意識を高める狙いがある。

 また業界の実態と将来動向、労働環境への意識を高めてもらい、自分たちが将来果たさなければならない役割や貢献への道などについて自覚を促す目的を併せ持つ。

 開講式のあいさつで中村英元労働委員長は「新入社員だからまだ貢献できないと思っているかもしれませんが、皆さんはもうすでに1つ達成しています。それは会社に入社したことです。企業で働く人たちは次の世代を担うべき若手の入社に安堵感を抱いています。私たち年齢を重ねたものから見ると、自分たちの過去を振り返ったように、初々しさ、期待感、そしてリフレッシュ感を思い出します。皆さんはこのリフレッシュ感をすぐにでも発揮することができます。この機会をチャンスとして生かし、有意義に過ごしていただきたい」とエールを送った。

 初日は社会人としての責任と義務、あいさつ行動とビジネスマナーを学び、2日目は実践話法・スピーチ演習、チーム思考訓練などを実施。2日間とも班に分かれたグループ研究も行った。3日目は安全教育、自己活性法を習い、研修の感想文提出などに取り組んだ。

 なお最終日には修了証書が授与され、仲間として共に研修を積んで育んだ友情を確かめ合い、企業での自立を共通の目標に帰路に就いた。

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