情報通信設備協会関東地方本部埼玉県支部（髙瀬幸雄支部長）は18日、さいたま市大宮区のラフォーレ清水園で２０１８年度定時総会を開き、任期満了に伴う役員改選で髙瀬支部長の再選を決めた。大きな構造転換期の波に乗り遅れることなくＩoＴ、ビッグデータ、ＡＩ、５Ｇなど新サービスの提供に貢献することを柱に、ＮＴＴグループとの協調をより一層図ることで、組織の強化を目指す。

　髙瀬支部長はあいさつで、会員減少への対応など関東地方本部全体の話題に触れた後「政府は世界に対抗するためＳｏｃｉｅｔｙ５・０を提唱しています。協会としても大きなビジネスチャンスが到来してきていると感じています。県においても超スマート社会の実現に向けて、鶴ヶ島にある県農業大学跡地を先端産業、次世代産業の拠点にすることを決定しました。その一翼を担うべく県などと密に連携し協力していくことにより、当協会の発展につながればと思っています」と活躍の場の拡大に期待を込め、支部運営への協力を呼び掛けた。

　議事では17年度の事業報告・収支決算および監査報告、18年度の事業計画案・収支予算案、役員改選について審議し、原案どおり全議案を可決・承認した。

　総会終了後は懇親会を開催。来賓に㈱ＮＴＴ東日本―関信越取締役でビジネスイノベーション部長の大石浩司氏をはじめ関連団体幹部を招き、埼玉県電業協会の熊田弘信副会長の発声で乾杯。和やかに親睦を深め合った。

　新役員は次のとおり。（敬称略）

　▽支部長＝髙瀬幸雄（埼玉アンテナシステム㈱）

　▽副支部長＝森田光春（関東通信機㈱）、長沢俊信（英工電機㈱北関東営業所）

　▽理事＝松岡淳一（都築電気㈱北関東営業所）財務委員長、高橋正和（神田通信機㈱北関東支店）業務委員長、大平昭人（㈱富士通マーケティング関越支社）総務委員長、植原清光（岩崎通信機㈱北関東営業所）財務委員、眞下清記（東陽工業㈱北関東支店）総務委員、松本祐介（埼玉田中電気㈱）業務委員

　▽監事＝堀越一正（日興通信㈱埼玉支社）