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県林業改良普及協会

18年度の教育情報事業講習会を開催

2018/07/18 群馬建設新聞

群馬県林業改良普及協会(大手治之会長)は12日、渋川市伊香保の塚越屋七兵衛で教育情報事業講習会を開催した。来賓には県環境森林部から須藤雅紀部長と群馬県森林土木建設協会の山藤浩一会長が臨席。県全域から集まった会員およそ50人が受講した。

会に先立ち、大手会長は「ことしも講習会を開催できて大変嬉しく思う。群馬県は3分の2が森林となっている。各講義から多くのことを学んでいただき、森林に関わる事業に役立ててほしい」とあいさつ。

須藤部長は西日本で発生した豪雨による災害について「あらためて、森林の持つ多面的機能の重要性と、県民の生命と財産を守ることが行政の責務であるということを痛感した。これまでは森林の保全と管理がメインとなっていたが、人工林が育ってきたこともあり、資源の循環利用を進めていくことが重要」と語った。続いて、山藤会長は「集中豪雨などに対応するための事業が注目されている。最新の情報を得ることのできるこの講習会は有意義」と会の重要性を強調した。

講習会では県環境森林部の各課長が登壇。田中貴弘林政課長は19年度から創設予定の森林環境税および森林環境譲与税について解説。続いて、桑原雅美林業振興課長が県産材の現状を実例を踏まえつつ説明した。小山兼広森林保全課長は治山事業や山地災害について講義し、多胡正洋緑化推進課長が森林ボランティア支援や県有林整備パートナー事業などの取り組みについて紹介した。

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