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千葉県教育庁

学校外壁改修23棟で実施/県教育庁補正予算/市原特支教室棟に債務/県民プラザのシステム更新

2018/09/07 日刊建設タイムズ

 県教育庁の9月補正予算案は、一般会計5億6589万2000円を増額し、補正後の予算総額が3787億5231万7000円となる。投資的経費は4億7120万円で、同経費の既定と合わせた総額は64億5650万2000円。主要事業では、県立学校長寿命化対策事業に限度額29億900万円、特別支援学校整備事業に同3億3500万円の債務負担行為を設定。また、県立学校及び県有施設におけるブロック塀等安全対策事業を実施する。

 県立学校長寿命化対策事業は、県立学校19校23棟で外壁等改修工事を実施。工事に伴う騒音・振動などにより、授業中の教育活動に支障が生じないよう、夏休み期間中に工事を集中させるため、債務負担行為を設定。工事内容は外壁・屋上防水、サッシ交換工事など。本年度で実施設計を委託し、設計を進めている。

 設計を実施しているのは、▽磯辺高校管理特別教室棟、普通特別教室棟▽若松高校管理・特別教室棟、特別教室棟、普通教室棟渡り廊下▽松戸国際高校管理棟、昇降口棟▽松戸特別支援学校訓練室棟、渡り廊下棟▽流山高校管理・普通教室棟、渡り廊下棟▽流山北高校管理特別教室棟▽成田国際高校管理特別教室棟、昇降口棟、国際交流棟渡り廊下棟▽成田西陵高校管理教室棟、渡り廊下棟▽佐倉高校普通教室棟、渡り廊下棟1、同2▽四街道高校管理教室棟、普通教室棟、渡り廊下棟1~3▽船橋芝山高校管理・特別教室棟、昇降口棟、渡り廊下棟▽市川工業高校建築インテリア科実習棟、渡り廊下棟▽東葛飾高校特別教室棟、渡り廊下棟1、特別・普通教室棟、渡り廊下棟3▽成東高校特別教室棟▽安房拓心高校管理・普通教室棟、渡り廊下棟①、②▽袖ケ浦高校管理・特別教室棟、渡り廊下棟▽印旛特別支援学校教室及び管理棟、昇降口棟、渡り廊下棟1、2▽長生特別支援学校教室棟、給食棟、渡り廊下棟▽安房特別支援学校管理棟、渡り廊下棟。

 また、特別支援学校整備事業は、児童・生徒の教室不足に対応するため、市原特別支援学校の教室棟を増築する。本年11月30日までの工期で実施設計を進めており、実施設計完了後に工事を発注する。建物規模はS造2階建て延べ約899㎡(渡り廊下を含む)。設計は東宏設計事務所が担当。工事費は既定予算と債務負担行為を合わせ、総額3億9400万円を見込む。

 一方、ブロック塀等安全対策事業は、大阪府北部を震源とする地震によりブロック塀が倒壊した事故を踏まえ、県立学校及び県有施設において、ブロック塀の撤去・改修工事を行う。対象は劣化・損傷があるもの、ブロック塀の高さが現行の建築基準法施行令の基準を超えるもので、県立学校が61校・205か所、県有施設が6施設・12か所を予定。工事費は学校が4億円、県有施設が6820万円。

 このほかでは、さわやか県民プラザ費に年度事業費1270万円と債務負担行為1億円を設定。各種設備を集中管理する中央監視システムを更新するため、実施設計などを行うとともに、19年度早期に工事着手するため債務負担行為を設定。事業内容は、設備保守管理等委託、中央監視システム更新実施設計及び更新工事で、事業費は既定と合わせ総額2億1094万1000円。

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