新潟生コンクリート協同組合(岡部彰二理事長)と新潟市は、災害時に必要な防火用水の確保に災害時協力協定を締結した。
2016年12月に糸魚川市で発生した大規模火災を踏まえて災害時に消防用水が不足する事態となった場合に、同組合がコンクリートミキサー車により消防用水の搬送を行う。19日には新潟市消防局で涌井勇人消防局長と岡部理事長が協定書への調印を交わした。
涌井局長は「大規模火災だけではなく、災害で消火栓が使えないときには消防用水の確保が大切。新潟生コン協同組合の組織力と活動能力の高さに期待しており、力を貸していただきたい」と抱負。
岡部理事長は「新潟地域で良質な生コンの搬出を主業務としており、地域貢献は大きな柱。災害時の消防用水供給に全面的に取り組みたい」と語った。
同組合では80台のコンクリートミキサー車を保有しており、協定に基づき災害時の消防用水の供給を行うほか、有事に備えた給水訓練の実施も計画している。
【写真=災害時の連携確認】